芳根京子&高橋海人 中身入れ替わり初共演 11月公開映画「君の顔では泣けない」
2025年5月9日(金)7時0分 スポーツニッポン
女優の芳根京子(28)とKing&Princeの高橋海人(26)が、11月公開の映画「君の顔では泣けない」(監督坂下雄一郎)で初共演する。互いの中身が入れ替わったまま15年間過ごしている男女役。主演の芳根は「もがいて、もがいて、それでも精いっぱい、生きました。ぜひ映画館で見届けていただけたら」と呼びかけた。
原作は君嶋彼方氏の同名小説。高1の夏、一緒にプールに落ちたことがきっかけで中身が入れ替わった2人。そのまま進学、結婚、出産と人生の転機を経験していくが、30歳の夏、元に戻る方法のヒントを手にすることで物語が展開していく。
周囲には入れ替わっていることを秘密にしており、普段は別人として生活する2人。一方で、2人きりのシーンでは芳根は男性、高橋は女性として演技する。芳根は男性になりきるため、他の撮影現場で男性出演者の行動を観察し、しぐさを研究したという。
2人の出演作を見た製作陣が役の振れ幅と繊細な演技を評価し「この2人しかいない」とオファー。高橋は「人生であまり経験することのない女性役。(当初は)できる気がしなかった」と漏らしたが、「この役ができたら人生の中でも大事なものになる」と出演を決断。難役に立ち向かった芳根と高橋を見つめた坂下監督は、「間違いなく、この映画の見どころはこの2人」とその演技に太鼓判を押した。
芳根は今年、1月期のTBS「まどか26歳、研修医やってます!」、放送中のフジテレビ「波うららかに、めおと日和」と連続ドラマに2クール連続で主演する出色の活躍を見せている。主演映画の公開も決まり、ますます飛躍の一年となりそうだ。