BEYOOOOONDS コンサートツアー開幕 ラストツアーとなる島倉りか「全部を出し切れるように」

写真を拡大

　ハロー！プロジェクトのアイドルグループ「BEYOOOOONDS（ビヨーンズ）」が10日、東京・江戸川区総合文化センター大ホールで春のコンサートツアーの初日を迎えた。

　昨年秋のツアーではライブ会場をディスコに変えたBEYOOOOONDSが、今回はツアータイトルにある「Take　Me　Out　To　The　BALLROOOOOM！」の通り、舞踏室、ダンスホールを意味するボールルームがテーマ。シャンデリアにミラーボール、レッドカーペットと華やかなステージの上で、前半は演技を交えつつ、楽曲のストーリーを組み合わせながら、ある恋物語を紡いでいった。

　後半には今年リリースした新曲「Do−Did−Done」や「あゝ君に転生」などを立て続けに披露し、会場は曲を追うごとにヒートアップ。演技に歌、ダンスはもちろん、

随所にちりばめられたユニークな演出や小道具、コール＆レスポンスのひとつひとつからで表現力の多彩さやパフォーマンス力の高さを存分に発揮した。

　本ツアーは卒業発表している島倉りか（24）にとってラストツアー。MCでは清野桃々姫（20）が「このツアーが始まったということは、楽しくもあり、寂しさも少しありますが、いろんな感情を共有しながら、一瞬一瞬を大切に楽しく過ごしていきましょう！」と、率直な思いを語った。

　島倉はツアーに向け「私にとっては最後のツアーなので、ファンのみなさんに今までの感謝の気持ちを伝えたいです。BEYOOOOONDSはこれからも続いていくグループなので、私も何かを残せるように、そしてBEYOOOOONDSがさらにパワーアップできるようなツアーにしたいです」とコメントを寄せた。そして、「きっと私を見るのが最後という方が毎公演毎公演いらっしゃると思うので、“これが最後のツアーなんだ”としっかりと意識しながら、全部を出し切れるように頑張りたいなと思います」と最後まで駆け抜けていくことを誓った。

　小林萌花（24）も「今回は10人でのラストツアーということで、りかを9人で見送れるようにという思いと、今までの曲たちを10人で存分にパフォーマンスできたらなと思っています」と島倉の最後の花道を飾ろうと意気込んだ。

　本ツアーは全国4都市8公演を巡り、6月9日には島倉の卒業公演が東京・日本武道館で開催予定だ。