古市憲寿氏 選択的夫婦別姓を批判している人は「本当に仕事ができない人なんだろうなあ...一つのことしか」

2025年5月12日(月)7時35分 スポーツニッポン

 社会学者の古市憲寿氏(39)が12日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。選択的夫婦別姓の議論について言及した。

 自民党は、選択的夫婦別姓制度を巡り独自法案の今国会提出を見送る方向で調整に入った。党内に推進派と慎重派の両論があるのに加え、夫婦別姓の対案として検討中の「旧姓使用拡大案」の制度設計も時間がかかるため、拙速に意見集約するべきではないとの判断に傾いた。

 一方、野党第一党の立憲民主党は制度導入に向け民法改正案を提出したが、野党間の足並みはそろわず、今国会の法案成立は厳しい情勢になっている。

 古市氏は「選択的夫婦別姓に関して『他にも大変な社会課題がたくさんある』とか『優先順位が低い』って批判している人って、本当に仕事ができない人なんだろうなあ。仕事も日常生活もマルチタスクって当たり前だよね。一つのことしか考えられない人って大変そう」とつづった。

 ◇選択的夫婦別姓 夫婦が望む場合、結婚後もそれぞれの結婚前の姓を使うことを認める制度。現行民法は婚姻時に夫か妻の姓を称するよう定める。法相の諮問機関・法制審議会が1996年、民法改正による導入を答申したが、自民党の保守系議員らの反対で審議は進まなかった。内閣府によると2023年に婚姻届を提出した夫婦のうち94・5%が夫の姓を選択した。経団連や連合は、改姓に伴う「アイデンティティーの喪失」や仕事上の不便さといった負担が女性に偏っているとして実現を求めている。

スポーツニッポン

「夫婦別姓」をもっと詳しく

「夫婦別姓」のニュース

「夫婦別姓」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ