メジャーリーグ舞台に差別問う「Take Me Out」、レジェンドとルーキーの2組配役で異なる演出

2025年5月16日(金)15時0分 読売新聞

演出の藤田(前列左端)と出演者たち

 米大リーグを舞台に、人種差別や性的マイノリティーなどの社会問題を描く「Take Me Out」が5月17日〜6月8日、東京・有楽町のよみうりホールで上演される。

 同性愛者であることをチームメートに打ち明けたスター選手のダレン。理解を示す仲間がいる一方、中南米出身選手らはけげんな態度を取る。不和はチームの結果にも影響を及ぼしていく。2002年にロンドンで初演、03年に米トニー賞を受賞した。

 日本初演は16年で、今回は7年ぶり3度目の上演。玉置玲央や章平をはじめ過去に出演した俳優を中心とした「レジェンドチーム」と、330人が応募したオーディションを突破した俳優による「ルーキーチーム」の2組が編成された。

 演出は日本初演時から藤田俊太郎が担う。レジェンドチームは重厚なせりふ劇、ルーキーチームは身体的に見せる群衆劇と、異なる演出をつけるという。「21世紀初頭に書かれた戯曲だが、未来への警鐘と、未来のあるべき姿を描いていることに気づく。今の時代に特に響くのではないか」と藤田。(電)03・3234・9999。

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