【THE SECOND】ツートライブ涙の頂点!「最高」の“舞台裏”明かす 大阪芸人が決勝舞台袖に集結

2025年5月17日(土)23時32分 スポーツニッポン

 芸歴16年以上のベテラン芸人たちによる賞レース「THE SECOND〜漫才トーナメント〜2025」グランプリファイナルが17日、東京・台場のフジテレビで行われ、結成18年目のツートライブが初優勝し、賞金1000万円を獲得した。決勝では優勝候補の囲碁将棋を287—279で撃破。伏兵中の伏兵が実力派コンビを次々と破り、頂点に立った。

 決勝の舞台袖に仲間たちが集結。その思いも乗せてしゃべり倒した6分間。287—279で優勝が決めると、笑顔と涙で2人の顔はクシャクシャになった。

 自分たちも驚きの結果だった。ボケの周平魂(41)は「(優勝できるとは)まったく思ってなくて、袖に大阪の(芸人の)人たちが来てくれただけでも最高」と、本音を打ち明けた。

 周平魂が静かにガッツポーズをつくると、ツッコミのたかのり(41)は信じられない様子で右手を左右に振った。1000万円の目録を手にすると、たかのりは人目をはばからずに涙。周平魂の肩を抱いて「うれしいな!」と喜びを分かち合った。18年の芸人生活で、賞レースの誇れるタイトルは一つもない。不遇の年月が長かった分、うれしさもひとしおだった。

 その後の会見では、周平魂が「ほんまにわけ分からない。ちょっと楽しく漫才を1本でもできたらええなという空気感だったので…。そこでチャンピオンと言われてもまだピンとこない。チャンピオン?ありえないです。ありえへん。ありえへんです」とありえへんを連発し会場を沸かせた。

 生中継でも“無名のダークホース”と称されたコンビは、これが全国区では初の賞レース決勝だった。10年以上、毎月単独ライブを開いてきた2人。地道に劇場で積み重ねてきたしゃべくり漫才が、大舞台で開花した。

 ◇ツートライブ 大学の同級生だった、たかのり(41)と周平魂(41)により、2008年結成。アマチュア時代からM−1グランプリに挑戦し、最高成績は準々決勝(7回)。「2つの部族」を意味するコンビ名は、たかのりの祖先が海賊という話から、周平魂が自分の祖先が山賊だと張り合ったことから。

スポーツニッポン

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