「今やレジェンド」パレスの初タイトルに貢献の鎌田大地を現地紙は軒並み高評価「大舞台で見事に輝いた」
2025年5月19日(月)6時10分 ココカラネクスト

苦しんだシーズンに“ご褒美”が待っていた(C)Getty Images
鎌田大地が所属するクリスタルパレスは、現地時間5月17日に行われたFAカップの決勝でマンチェスター・Cを1-0で勝利し、初優勝を果たした。クリスタルパレスは設立以来初となる主要タイトル獲得。鎌田もフル出場を果し攻守で貢献、クラブ史にその名を刻んだ。
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ロンドンのウェンブリー競技場が舞台となったこの日、16分にエベレチ・エゼによってもたらされたゴールがクリスタルパレスの決勝点となった。後方からのロングボールをジャンフィリップ・マテタ、鎌田が繋ぎ、最後はサイドを駆け上がったダニエル・ムニョスのクロスをエゼが押し込み貴重なゴールが生まれた。
以降はボール支配率で上回るマンチェスター・Cの攻撃を凌ぎ、クリスタルパレスがリードを守る展開に。33分にはPKを献上するプレーがあったものの、ダニエル・ムニョスのビッグセーブでピンチを切り抜け、無失点のまま、歓喜の瞬間を迎えている。
ダブルボランチの一角としてピッチに立った鎌田も存在感を示した。得点場面ではエゼからのボールに倒れ込みながら反応。ダイレクトでパスを送り、得点の起点に。また、中盤で積極的に相手ボールヘのチェックを続けるなど試合を通じて守備面でも自身の役割を徹底。後半ではPA内で相手のシュートを見事にブロックするなど、瀬戸際で身体を張るプレーもみせていた。
優勝メンバーに名を連ねた日本人MFに対し、現地メディアも軒並み高い評価を送っている。英紙『Evening Standard』では個人採点で10点満点中「8」を与えており、「準決勝に続き、今回も大舞台で見事に輝いた。最も重要な貢献の多くは守備面で発揮された」とディフェンスでの動きを称賛。
さらに、英メディア『Irish Independent』からは、今回の活躍を振り返るとともに、「フリーで獲得できたのが信じられないほどの素晴らしい補強だった」などと綴っている。また、現地紙『The Guardian』では、「シティのめまぐるしいボール保持には戸惑う場面もあった」と前置きした上で、「最終的には勝利という結果にたどり着き、今やパレスのレジェンドに」と評価する。
クラブ加入1年目、批判にさらされる時期も長かった鎌田だが、シーズン終盤でタイトル獲得に貢献した。クラブで掴んだ栄誉を自信に変え、さらなる舞台での飛躍を目指す。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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