「見はらし世代」主演・黒崎煌代 初カンヌのレッドカーペットに大興奮 団塚監督「映画作ってよかった」

2025年5月19日(月)10時37分 スポーツニッポン

 フランスで開催中の第78回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに19日、「監督週間」に出品された映画「見はらし世代」(監督団塚唯我、今秋公開)主演の黒崎煌代(23)、団塚唯我監督、木竜麻生(30)が登場した。

 通常、監督週間部門でのレッドカーペット登壇はないが、映画祭側からの招待を受け実現。同映画祭初参加となる3人。レッドカーペットを終え黒崎は「やっぱり、テンションも上がりましたね」と興奮気味。「大きい音やたくさんのカメラがあって、緊張するのかなと思っていたのですが、映画祭スタッフも歩く前にテンションを上げてくれて、3人でも“楽しもう!”と話していたので、実際に楽しむことができたと思います!」と振り返った。

 木竜は「一瞬のことであっという間に時間が過ぎてしまったのですが、カーペットを歩いたあとに、団塚監督が小声で“映画作ってよかった”とおっしゃっていたので、私はそれが聞けて満足です」と明かした。

 団塚監督も「あっという間でしたが、すごく楽しく3人で歩くことができてよかったです」と充実感を口にした。

 映画祭もいよいよ終盤。団塚監督は「日差しが強くて暖かくて、とても晴れやかな場所ですね」と現地を満喫している様子。木竜は「初めての参加ですが、街全体がすごく盛り上がっているのを肌で感じられています。街にとっての映画祭の存在の大きさを感じます」と口にし、黒崎も「小さい頃からスターの集まる場所だと思っていました。実際にスターの方々が集まって、街や観光客の方々が“見つけてやるぞ!”という感じでスターを探している様子は緊張感があって面白いですね」と街全体の熱気について語った。

 同作については、30代の製作スタッフが同映画祭のメイン会場前の大通りで倒れたヤシの木の下敷きになり、鼻と体の一部を骨折したことが、欧米メディアで報じられた。男性は病院に救急搬送され、専門医の治療を受けている。

 事故が起きた大通り「クロワゼット通り」は、コンペティション参加作品や特別招待作品が上映される映画祭メインの大劇場前を東西に横切っている。スター俳優が歩いていることもあり、ひと目見ようとする観光客らで混雑している。目撃者によると「強い風が吹いて、何かが割れるような大きな音がして、悲鳴が聞こえた」という。男性の搬送後、警察は捜査と木の撤去のため、通りの一部を封鎖。捜査車両が行き交い、カンヌの街は一時、騒然となったという。

 16日に公式上映され、現地入りした団塚唯我(ゆいが)監督、主演の黒崎煌代(こうだい)に約7分間の拍手が送られるなど高い評価を得ていた同映画。17日は各国メディアの取材など宣伝活動が予定されていたが、キャンセルされた。

 「見はらし世代」は団塚氏のオリジナル脚本による長編デビュー作。再開発が進む東京・渋谷を舞台に、母親の死と残された父親と息子の関係性を描く。遠藤憲一井川遥らが出演する。日本での公開は秋を予定。

スポーツニッポン

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