『波うららかに、めおと日和』2週ぶり個人全体首位に返り咲き=週間テレビ番組注目度ランキング

2025年5月24日(土)6時0分 マイナビニュース


●瀧昌の過去が明かされる展開にくぎづけ
視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、テレビ画面に視線を向けていた人の割合がわかる「注目度」の週間番組ランキング(5月12日〜18日)を発表した。
○人間ドラマの要素が強い作品に高い注目度
個人全体ランキングでは、フジテレビの『波うららかに、めおと日和』が注目度68.7%で、先週の7位から2週ぶりに再び首位に返り咲いた。第4話では本田響矢演じる瀧昌の過去が明かされる重要な展開があり、視聴者をくぎづけにしている。
一方、コア視聴層ではテレビ朝日の『THE世代感』が72.5%という高い注目度で1位を獲得。土曜の夜、家族そろって楽しんだ視聴者が多かったのかもしれない。
全体としてはテレビ朝日の『PJ〜航空救難団〜』(3位・66.7%)、TBSの日曜劇場『キャスター』(4位・65.9%)、フジテレビの『続・続・最後から二番目の恋』(7位・64.2%)など、連続ドラマ作品が安定した高い支持を得ている。
特に感情を動かす人間ドラマの要素が強い作品に高い注目度が集まる傾向があり、視聴者の心をつかむストーリー展開が今後も重要になりそうだ。
○「船が転覆した」衝撃の展開
1位に返り咲いた『波うららかに、めおと日和』の第4話では、海軍士官の妻たちの交流会「花筏(はないかだ)の会」が物語の転機となった。
芳根京子演じるなつ美が会に参加する中、山本舞香演じる芙美子の助けを借りながら夫・瀧昌(本田響矢)の謎めいた過去について知ろうとする姿が視聴者の注目を集めた。
また、小宮璃央演じるなつ美の幼なじみ・瀬田準太郎の登場により瀧昌に見られた初めての嫉妬の感情が、視聴者の心をつかんだようだ。SNS上では「嫉妬してタメ口になってる瀧昌さまかわいすぎ」「嫉妬がかわいくて終始キュン」といった声であふれていた。
終盤、「船が転覆した」という衝撃の展開と、瀧昌が乗船する軍艦が荒波に飲み込まれるシーンは、多くの視聴者をくぎづけにした。「瀧昌さん無事でいて!」「この展開は心臓に悪い」といったコメントが殺到している。
次回予告での「虫の知らせかも」というなつ美の言葉や涙する場面に「次回が待ちきれない」という反応が相次ぎ、視聴者の感情を揺さぶるストーリー展開が、今後さらに注目度を高めそうだ。
●「埼玉特集」に世代を超えた共感
コア視聴層ランキングで最も高い注目度72.5%を記録した『THE世代感』は「埼玉特集」と題し、近年住みたい街ランキングで2年連続2位となった大宮をはじめとする埼玉県に焦点を当てた。
MCの後藤輝基ホラン千秋の進行のもと、三宅裕司と藤本美貴が昭和世代チーム、埼玉出身の朝日奈央と東京ホテイソンのたけるが令和世代チームとして対決した。
番組では、1980年頃の大宮や浦和の貴重な映像をもとに、若者が感じる「違和感」をクイズ形式で紹介。朝日が「通勤電車でカバンを持っている人が少ない」と指摘すると、昭和時代の通勤ラッシュの激しさや、ノートパソコンが普及しておらず会社に荷物を置いて帰ることが多かった当時の背景が解説された。
また藤本が指摘した「駅ビルのネーミングがシンプル」という解答では、かつて「PINO」「We」などだった駅ビル名が、現在は「LUMINE」に変化していることも話題となった。
SNSでは「昔の映像を見るのが楽しい」「埼玉銀行が懐かしい」といった声が寄せられ、世代を超えた共感を呼んだことが高い注目度につながった。
埼玉を過去と現在で比較する視点が新鮮で、地元出身者や埼玉になじみのある人だけでなく、幅広い世代の視聴者から支持を集めた結果と言えるだろう。
REVISIO 独自開発した人体認識センサー搭載の調査機器を一般家庭のテレビに設置し、「テレビの前にいる人は誰で、その人が画面をきちんと見ているか」がわかる視聴データを取得。広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントに視聴分析サービスを提供している。本記事で使用した指標「注目度」は、テレビの前にいる人のうち、画面に視線を向けていた人の割合を表したもので、シーンにくぎづけになっている度合いを示す。 この著者の記事一覧はこちら

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