国民・玉木雄一郎代表 「動物の餌」発言あらためて釈明 “餌米”表現は「議事録にもいっぱい出てくる」
2025年5月29日(木)21時47分 スポーツニッポン
国民民主党の玉木雄一郎代表(56)が29日、BS11「報道ライブ インサイドOUT」(月〜金曜後9・00)に生出演し、政府備蓄米を巡る自身の発言について釈明した。
玉木氏は28日、衆院農林水産委員会で、小泉進次郎農水相への質問の際、「あと1年経ったら実は餌米で出す予定だったんですよ。1年経ったら動物の餌になるようなものを安く売りますったってそりゃ安く出ますよ」などと述べ、物議を醸している。
その後、自身のXで発言意図について説明。「私が言いたかったのは、こうした元々安いお米を安く市場に出すのもいいが、やはり消費者からすれば、いつも食べていたササニシキやコシヒカリなどの値段がもっと手頃な水準になってほしいはず」などとつづった。
番組では、発言の真意について問われた。まずは「国会の議事録を検索していただくと、石破総理も、小泉大臣も、江藤前大臣も、餌米というのはよく使う言葉だし、議事録にもいっぱい出てきています」と説明。「我々からしたら、普通にしゃべっていた言葉だったんですが、ただ人間が食べるお米として出そうとするのに、餌米というのはどうなんだと」と、指摘されている発言部分に触れた。
備蓄米のシステムについて「4年たったものは、あと1年で飼料用米として出て行く」と説明。今回、備蓄米として放出予定の21年産米“古古古米”がそれに当たり、古米が古いほど安価が付けられる原理を解説した。
それを踏まえた上で、「新米の銘柄米とは別物なので、代替性がないんじゃないかと。いくら備蓄米、古いものを出したとしても、本体の九十何%ある銘柄米の方に、(価格の)影響を与えることができないんじゃないか」と、備蓄米放出による価格下落の効果を疑問視。「全体として、総理がおっしゃった3000円台になるんですか?と。今4200円とか4300円とか言われているものが、総理が言ったように3000円台になるのかと質問した」と、発言の意図をあらためて説明した。