玉木雄一郎氏 小泉農相へ注文「踏ん張ってもらいたい」 安易なコメ輸入に警鐘「自分の国は自分で守る」

2025年5月29日(木)17時6分 スポーツニッポン

 国民民主党・玉木雄一郎代表(56)が28日、BSフジ「BSフジLIVE プライムニュース」(月〜金曜後8・00)に出演し、外国産米の活用について持論を述べる場面があった。

 28日の衆院農林水産委員会で小泉進次郎農相へ、放出した備蓄米の穴埋めに外国産米を入れる可能性について質問した。番組でも視聴者から「米国からコメを購入して備蓄米に充てれば、安くあがって貿易摩擦の解消にもなるのでは?」と意見が届いた。

 玉木氏は「(備蓄米を)貿易摩擦の解消に使うべきではなくてきちんとした農業政策としてどうするのか、哲学をもってどうするか考えていかなければならない」と長期的な政策が必要だと強調。「基本は海外から足りないものを入れるのではなく、国民に対して主食を提供することは、国産である程度きちんとした提供体制を組めますから。まずそこをきちんとやることにいかないと、安易に安いから外から入れようということになると、食料安全保障という観点からも問題だと思う」と持論を述べた。

 小泉農相は「緊急的にいろんなことを考えておられるんでしょうが」としつつも「足りないなら増産をする、増産に耐えうるような農家の所得を保障する制度とセットで、国内の増産体制をきちんと考えていくと」とまずは国内でコメの増産を考えていく必要があると指摘。「何かあればミニマムアクセス米充てればいいんじゃないか、枠外でも高い関税払って入れればいいんじゃないかとか、そういうことになりかねないので、農水大臣なので踏ん張ってもらいたい」と小泉氏に注文した。

 そして共演のスーパーマーケット「アキダイ」を運営する秋葉弘道社長が「輸入米が当たり前に売られる状況になるとそれが日本の農業を苦しめる要因になる。日本人が日本のコメを食べるのが当たり前であってほしい」と話すと、玉木氏は「その通りです」とうなずく。

 「自分の国は自分で守る、防衛力のことだけではなく食糧、主食については自国できちんと確保できないと恥ずかしいじゃないですか。できないわけじゃなくてできるんですよ、政策的にきちんとやれば。ここはまず国内で確保できるようにしていくことが大切」と語った。

スポーツニッポン

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