田崎史郎氏 小泉進次郎農水相の“特殊能力”解説 自民党内に「頭がいい人、政策も詳しい人はいるけど...」

2025年5月29日(木)22時46分 スポーツニッポン

 政治ジャーナリスト田崎史郎氏が29日、BS11「報道ライブ インサイドOUT」(月〜金曜後9・00)に生出演し、小泉進次郎農水相(44)の登場と参院選について占った。

 コメ価格の高止まりが続く中、失言などを理由に更迭された江藤拓前農水相に代わり、小泉進次郎農水相が就任。備蓄米30万トンを、これまでの入札による申し込みではなく、政府の言い値で購入希望者を募る随意契約で、25日に業者からの申し込みを開始していた。6月上旬には2000円ほどで店頭に並ぶことを目指している。

 各社の世論調査で石破茂内閣の支持率が軒並み30%前後と低空飛行を続け、今夏の参院選で苦戦が予想される与党にとって、小泉氏の登場はまさに救世主。田崎氏は「小泉さんが先週半ばに登場されて、それまでコメ政策について非常に批判が多かった。批判が多かったのが、期待感に変わった。コメの値段が下がるんじゃないかとか、小泉さんに期待するというのが、世論調査で6割超えてますよね。これは大きいんですよ」と解説した。

 自民党議員の顔ぶれについて、「頭がいい人はいっぱいいるし、政策も詳しい人はいる」としつつ、「しかし、世の中の雰囲気を変えられる人というのはそんなにいないんですよ。だから自民党の方でも期待感はあるんですよ。小泉さんにやって欲しいと」と説明。小泉氏の求心力に、党内から期待の声が大きいとした。

 一方で、問題がないわけでもないという。「一方で、やりすぎるなよというのもあるんですよ。農協、全農をどうするかとか、そっちの問題に入っていくと、農林族の議員の中でも反発が出るだろうし」。小泉氏は農林部会長時代、一部の行為について独占禁止法の適用から除外され、利権構造が守られている農協(JA)に対する問題意識を口にし、改革を訴えたが、農水族や農水省からの強い反発を受け、骨抜きにされた過去がある。

 田崎氏は「でも今は反発はそんなに出ないだろうと思うのは、参院選が間近なので、ここで騒いだら損すると、自民党が」と、参院選までは一枚岩で戦うのではと予測。一方で「ただ、参院選が終わったら騒ぎになるだろうなと思います」とも見通した。

スポーツニッポン

「農水相」をもっと詳しく

「農水相」のニュース

「農水相」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ