尾上松也 大河の影響受け「少しご縁を感じました」 新作歌舞伎「刀剣乱舞 東鑑雪魔縁」製作発表
2025年5月29日(木)4時0分 スポーツニッポン
歌舞伎俳優の尾上松也(40)が28日、主演する新作歌舞伎「刀剣乱舞 東鑑雪魔縁(あずまかがみゆきのみだれ)」(7月5日初日、新橋演舞場)の製作発表を都内で行った。
人気オンラインゲームを原案にした演目で、2023年に初演された。同作で松也は初演出を務めた。今作では演出も担当し、前作に続く主役三日月宗近に羅刹微塵というオリジナル役を加えた2役を演じる。「歌舞伎刀剣乱舞は第2弾で終わるつもりはないということを宣言させていただく。(羅刹微塵は)壮大なキャラクターになる可能性を秘めている」と気合を入れている。
今回は大喜利所作事として「舞競花刀剣男子」を実施。本編終了後、8人の刀剣男子が華やかに舞い踊るパートが追加される。振り付けを担当する尾上菊之丞は「ゲームの設定上で言うと本丸に帰ってきた後の踊りの競い合い。ライトに言うとパーティーなのですが、本編の物語にこだわらずに刀剣男子が踊る。日本舞踊的、歌舞伎的に踊るところをお見せしたい」と語った。
鎌倉幕府3代将軍源実朝の時代が舞台。22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で後鳥羽上皇を演じた松也は「少しご縁を感じました。あの作品でこの時代は面白いと感じました。その影響もあってこの時代にしました」と時代設定の経緯を明かした。
他に福岡公演が博多座で8月5日から11日まで。京都公演が南座で8月15日から26日まで行われる。