イ・ソンミン×ユ・ジェミョン、韓国ノワールの新境地『ビースト』10月公開
2021年8月5日(木)11時0分 シネマカフェ
かつては互いを認め合い、正反対の性格ながらも相棒同士だった2人の刑事。事件解決のためなら手段を選ばないハンスと、冷静沈着なミンテは、警察組織の中で昇進をかけた熾烈な争いを繰り広げながら、韓国中を震撼させた連続猟奇殺人犯を追っていた。だが、2人の執念と野心が激突した時、彼らの“正義”は思いもよらない破滅への引き金となる——。
ハンスを演じるのは、『工作 黒金星と呼ばれた男』でその年の賞レースを席巻したイ・ソンミン。かつての相棒ミンテには、Netflixドラマ「梨泰院クラス」で注目を浴びたユ・ジェミョン。さらに『白頭山大噴火』のチョン・ヘジン、「ゆれながら咲く花」のチェ・ダニエルが集結。監督は東野圭吾原作『さまよう刃』を手掛けたイ・ジョンホが務め、フレンチ・ノワールの傑作『あるいは裏切りという名の犬』を大胆にアレンジしている。
今回解禁となったポスタービジュアルは、不穏な表情を浮かべるイ・ソンミンとユ・ジェミョンが大胆にレイアウトされたデザイン。絡み合わない2人の目線は、かつての相棒が現在はすれ違ってしまった様子を描き出している。「正義が、狂う。運命が、軋む」というキャッチコピーからは、正義や信念が揺らぐ極限状態に置かれた2人が抱える葛藤や、宿命に抗えない彼らの絶望感が伝わってくる。
また併せて解禁された場面写真では、主人公のハンスと元相棒のミンテが、猟奇殺人事件の解決に向けた方向性の違いにより、互いに火花を散らし合いながら正面から衝突する様子が捉えられている。
『ビースト』は10月15日(金)よりkino cinema横浜みなとみらい・立川高島屋S.C.館・天神ほか全国にて順次公開。