ロバート・パティンソン『THE BATMAN-ザ・バットマン-』2022年春、日本公開へ
2021年8月13日(金)10時0分 シネマカフェ
新バットマン/ブルース・ウェイン役には、『ハリー・ポッター』シリーズや『トワイライト』シリーズ以降、着実にキャリアを積み、ウィレム・デフォー競演の『ライトハウス』ほか、中毒性の高い作風が話題となった『TENET テネット』で主人公のバディ“ニール”を好演したロバート・パティンソン。
監督・脚本を務めるのは、J.J.エイブラムスのプロデュース作として、その革新的な映像で世界中の度肝を抜いた『クローバーフィールド/HAKAISHA』や、『猿の惑星:新世紀(ライジング)』『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』でエモーショナルなドラマを描きSF映画の金字塔に新たな伝説を打ち立てたマット・リーブス。
そのほか、ペンギン役に『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『ダンボ』のコリン・ファレル、リドラー役に『それでも夜は明ける』『スイス・アーミー・マン』のポール・ダノ、キャットウーマン役に『ファンタスティック・ビースト』シリーズのゾーイ・クラヴィッツ、カーマイン・ファルコン役に『ジゴロ・イン・ニューヨーク』『バートン・フィンク』のジョン・タトゥーロ、そしてアルフレッド役とジェームズ・ゴードン役には、『猿の惑星』シリーズのアンディ・サーキス、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のジェフリー・ライトがそれぞれ演じる。
「お前の嘘を見破ってやる」不穏な言葉の意味は…
解禁された特報では、不穏な雰囲気の中、カート・コバーンが率いた伝説のバンド「Nirvana」の「Something In The Way」が流れ、ただならぬ気配を増長させている。
また、バットスーツや様々な機能が搭載されたバットマンが愛用する特殊車両・バットモービルなど、ファンの心を熱くするガジェットは健在。キャスト同様に、一新されたそのデザインにも注目。
解禁された3点の場面写真からも、マスクを脱いだバットマン(ロバート・パティンソン)のただならぬ表情、バットマンの秘密基地「バットケイブ」と思われる場所で、モニターを見つめ佇むバットマンの奥に控えるバットモービル、ブルース・ウェインが見つめる視線の先には一体何があるのか、謎が謎を呼びながらその一挙手一投足から目が離せないものとなっている。
さらにジョーカーのように、DCがこれまで描いてきた“悪”のカリスマ性を持った、悪役でありながら、人々の心を離さない魅力的なヴィランの登場を予感させている。
リーブス監督によると、本作はバットマン誕生の物語ではなく、若き日のバットマンを描いた作品。ヴィランたちもまたヴィランとして完全になる前の姿で、ミステリーの要素が色濃く、本作に影響を与えた作品としては、『チャイナタウン』(74)、『フレンチ・コネクション』(71)、『タクシードライバー』(76)に代表される、1970年代の“リアルなストリート”を題材にした作品を挙げており、『ジョーカー』が持っていたような、人々の心情に訴える雰囲気の作品になることを彷彿とさせている。
「DC展 スーパーヒーローの誕生」が開催中
なお、現在、六本木ヒルズ森タワー52階・東京シティビューでは9月5日(日)まで、DCの特別総合展「DC展 スーパーヒーローの誕生」を開催中。歴代バットマンのコスチュームやアカデミー賞をとった『ジョーカー』の衣装、原寸大のバットタンブラー(バットモービル)、そして世界初公開となる『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のブラッドスポート、ピースメイカーの衣装も飾られている。
SNSでも「DC展には度肝を抜かれた」「ミシェル・ファイファー版キャットウーマンの“本物”のスーツを見れて感激!」「バットマンはもう全員居ます。4時間も居ました。」「スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンのコスチュームを間近で見れたのが良かった!」「実物大バットモービルに流石によだれ出ました」と絶賛の声が続々。本作にも登場するペンギンの過去シリーズの展示もあり、本作ではどのように描かれるのかのヒントにもなりそうだ。
『THE BATMAN−ザ・バットマンー』は2022年春、全国にて公開。