役所広司、俳優人生41年でかつてない肉弾戦『オーバー・エベレスト』雪上バトル映像

2019年11月16日(土)12時0分 シネマカフェ

先行カット『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』(C)Mirage Ltd.

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日本映画界を代表する名優・役所広司が主演を務める日中合作映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』。先日、第32回東京国際映画祭でのワールドプレミアでの興奮もまだ冷めやらぬなか、俳優歴41年の役所さんがピッケルを武器に、かつてないバトルを繰り広げる本編映像がシネマカフェにて解禁となった。



本作で役所さんが演じるのは、“ヒマラヤの鬼”と呼ばれるヒマラヤ救助隊<チーム・ウィングス>の隊長・ジアン。公開された本編映像には、救助隊員として「人命を守る」という信念を貫いて下山しようとするジアンと、多額の報酬と引き換えに「機密文書の回収」という任務を冷徹に達成させようとするヴィクターとの、壮絶な戦いが収められている。


男2人、お互いに持っている武器は登山道具のピッケルのみ。ヴィクターが隠し持っていた銃も、エベレストのあまりの寒さに凍り付いてしまうほどだ。必死の表情でピッケルを振りかぶり、馬乗りになって殴り合ったかと思いきや、鋭利なスパイクの付いたブーツで蹴り合うなど、アクションの応酬で息つく暇もない大迫力の映像は、「これほどスケールの大きい作品は日本では体験できない」と明かす役所さんの言葉通り、まさに日中合作ならでは。


俳優歴41年の役所さんにとって、カナダや中国、ネパールといった世界各地で行われた大規模な撮影に加え、ワイヤーやグリーンバックを使用しての本格アクションは今回が初となるが、その鬼気迫る表情はもちろん、動作一つとっても迫真の演技で観るものを惹きつける。


そんな役所さんの俳優魂は、世界から集まった共演者たちにも強く響いたようで、先日開催されたワールドプレミアでは、シャオタイズ役のチャン・ジンチューやハン役のリン・ボーホンも絶賛。撮影中、役所さんが27時間もの長時間にわたってワイヤーに吊るされていることがあったという驚愕のエピソードも明かされ話題をさらったが、そんな中でも終始笑顔だったという役所さんの姿勢には、思わずジンチューも「役所さんの現場でのプロフェッショナルな姿勢に、とても感動しました」と感服しきった様子だった。


役所さんが文字通り決死の覚悟で撮影に臨み、かつてないほどの白熱のアクションを見せる本作。「各国の皆さんと映画を作ることが出来て、本当に幸せでした。多くの方に、本作が描く美しい自然風景と美しい人間模様を楽しんでいただきたい」と自信を覗かせるように、世界的キャストとの化学反応により新たな魅力を見せてくれそうだ。

『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』は11月15日(金)より全国にて公開。

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