国家財政を大規模拠出、就学・住宅・就業を支援―中国
2025年3月25日（火）12時0分 Record China
中国の財政部門は2024年、重点グループに対する保障を強化しました。
中国財政部は24日、「2024年中国財政政策執行状況報告」を発表しました。同報告によると、財政部門は2024年、重点グループに対する保障を強化しました。
財政部門は2024年、大学生対象の国家奨学金奨励枠を2倍に広げ、普通高校および中等職業学校の国家奨学金・助成金の支給標準を引き上げ、中等職業学校の国家奨学金の適用範囲を拡大しました。また、国家学習支援貸し付け政策を調整・改善し、学部生と専科生（日本の短大生に相当）1人あたりの年間最高貸付額をそれまでの1万6000元（約33万円）から2万元（約41万円）に、大学院生では2万元から2万5000元（約52万円）に引き上げました。2024年の貸付額は約955億元（約2兆円）に上りました。これら国家奨学金・助学金の金額の引き上げや申請範囲の拡大、学習支援貸し付けの金額引き上げと利下げにより延べ3400万人以上の学生を支援しました。
2024年に中央財政は707億8000万元（約1兆5000億円）の資金を拠出して、低所得者向けの地方保障性住宅プロジェクトの関連事業を支援しました。また、住宅物件取り引きにおける契約税の優遇政策を調整・最適化し、契約税を1％とする低税率優遇政策を享受できる住宅物件の面積基準をそれまでの90平方メートルから140平方メートルに引き上げ、「どうしても住宅物件が必要」および「よりよい住宅物件を望む」という住民側からの2種類の需要を満たすための支援を実施しました。
中央財政は2024年、雇用創出補助資金667億4000万元（約1兆4000億円）を拠出し、全国の就業サービス能力全般の向上を促進しました。都市部の通年での新規雇用は1200万人を超えました。（提供/CRI）
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