四川省の男性が人を乗せて飛ぶリアルな「飛剣」を制作―中国
2025年4月10日（木）16時50分 Record China
四川省の男性が人を乗せて飛ぶリアルな「飛剣」を制作した。
四川省のショート動画ブロガー・范十三さん率いるチームは2カ月かけて、短い距離ながらも人を乗せて本当に飛ぶリアルな「飛剣」を制作した。中国のファンタジー時代劇である仙侠ドラマに出てくる「剣の上に立って空を飛ぶ」シーンをほうふつとさせ、ネット上で話題をさらっている。
范さんは「子供の頃、仙侠ドラマの登場人物のように、剣の上に立って空を飛びたいと夢見ていた。その夢が今かなった」と喜ぶ。
范さんによると、人を乗せて飛ぶ「飛剣」は、実は剣の形をデザインしたドローン。ドローンは通常、十字構造だが、その常識を覆して左右非対称の設計を採用したため、安定した飛行とバランスが技術的な最大のハードルとなった。
范さんは、「『飛剣』が浮かんだ時のワクワク感は言葉では言い表せない。これまで想像することしかできなかったシーンを、本当に現実にすることができたと感じた。『飛剣』はまだ試作品だが、浮いている時間は最初の10秒から3分ちょっとにまで伸びた。毎回ステップアップするごとに気分が高揚する」と語る。
ショート動画のクリエイターである范さんの元には今、道具制作や技術設計に参加してほしいと映画やドラマからオファーまで舞い込んでいるという。范さんは、「『剣の上に立って空を飛ぶ』というのが今後、日常生活に溶け込んで普通のことになり、多くの人にサプライズやワクワクする体験を届けられるようにしたい」と期待に胸を膨らませている。（提供/人民網日本語版）
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