「就任初日に戦争止める」と訴えていたトランプ氏「面白半分で言っていただけだ」
2025年4月26日(土)10時38分 読売新聞
トランプ氏=ロイター
【ワシントン=淵上隆悠】米国のトランプ大統領は米タイム誌が25日に公開したインタビューで、ロシアが2014年に一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島について、「ロシアのものになった」と改めて強調した。
トランプ氏は、ロシアのクリミア併合を許したのはオバマ元米大統領だと指摘し、「私が大統領なら奪われなかった」と主張。クリミアでは多くの人がロシア語を話しているとも述べ、ウクライナへの返還は非現実的だとの認識を示した。
ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟についても、トランプ氏は「可能だとは思わない」と否定した。大統領選で「就任初日に戦争を止める」などと訴えていたことについては、「面白半分で言っていただけだ。みんな分かっていた」と語った。