プーチン氏が金正恩氏に感謝の声明「戦場で関係強固に」
2025年4月30日(水)15時33分 デイリーNKジャパン
ロシアのプーチン大統領が28日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)がウクライナ戦争に参戦したことに感謝する声明を金正恩総書記(国務委員長)に感謝する声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
声明は、「2025年4月26日、ロシア連邦武力は戦闘行動を繰り広げてクルスク州に侵攻したウクライナ軍を撃滅するための作戦を完了した。これで、ロシア連邦の一部の領土を占領しようとしたウクライナ当局の犯罪的な挑発行為は破綻した」と述べた。
また、「朝鮮人民軍の複数の区分隊は、わが領土に侵攻したキエフ当局のネオナチ部隊の掃討に積極的に参加した。これは、国際法に全的に合致し、2024年6月19日付のロシア連邦と朝鮮民主主義人民共和国間の包括的戦略パートナーシップ条約の条文と精神、特に双方のうち、一方が武力侵攻を受ける場合、遅滞なく軍事援助を提供すると明記された条約の第4条に準じたものである」と強調した。
つづけて、「朝鮮の友人たちは、連帯感と正義感、真の同志愛から発して行動した。われわれは、それを高く評価するとともに、朝鮮民主主義人民共和国の金正恩国務委員長同志と全ての指導部、人民に心からの謝意を表する」と強調した。
そのうえで、「戦場で強固になったわが両国間の友好、善隣および協力の関係が今後も、あらゆる面から成功裏に、迫力あるものに発展するものと確信する」と主張した。