無罪破棄で韓国左派に衝撃、李在明氏「私が考えたものと全く違う方向の判決だ」…追い風一転「逆風」の恐れ
2025年5月2日(金)6時50分 読売新聞
【ソウル=仲川高志】韓国の左派系最大野党「共に民主党」大統領候補の
「私が考えたものと全く違う方向の判決だ」
李在明氏は1日、ソウルで記者団に判決についてこう述べ、不服そうな表情を見せた。
共に民主党は判決を受けて、国会で緊急議員総会を開いた。
同党がいらだちを強めるのは、4月の
大法院は1日の判決で李在明氏の発言が虚偽事実の公表にあたると違法性を認定し、有罪が妥当との判断を示した。大統領選前に判決が確定して出馬資格を失う可能性は低いが、今回の事件を含めて5件の刑事裁判を抱える李在明氏の「司法リスク」に再び焦点が当たるのは確実だ。
一方、国民の力は、大法院の判決を歓迎した。
国民の力の予備選は金文洙氏と
だが、現時点で両候補への支持は低迷している。韓国ギャラップが4月25日に発表した最新の世論調査では、トップの李在明氏が38%だったのに対し、韓東勲氏が8%、金文洙氏が6%にとどまった。
保守陣営で期待が高まるのは2日にも大統領選出馬を表明するとみられる
中道・無党派層には「アンチ李在明」が少なくないとされ、保守陣営は統一候補を立てることができれば勝機はあると踏んでいる。大統領選の候補者登録が行われる10〜11日頃まで一本化を模索する方針だ。