スペインとポルトガルの大規模停電、空港や鉄道に大きな影響…「サイバー攻撃との情報ない」

2025年4月30日(水)0時42分 読売新聞

停電中、駅の階段で休憩する人々(4月28日、スペイン・マドリードで)

 【パリ=梁田真樹子】スペインとポルトガルの広い範囲で発生した停電による混乱は、29日未明までに大半で収束した。AFP通信が伝えた。28日に発生した停電により、空港や鉄道駅などに大きな影響が出た。

 ロイター通信によると、スペインの電力事業者は原因について、フランスとスペインを接続する送電網で28日午後0時半頃(日本時間28日午後7時半頃)、急激な供給電力の低下が発生したと説明。スペイン側で停電が起き、影響がポルトガルにまで広がったという。

 ポルトガルの事業者は、「サイバー攻撃を受けたとの情報はない」と指摘した。

 ただ、スペインのペドロ・サンチェス首相は28日の演説で、「いかなる仮説も排除しない」と述べ、送電網の異常自体がサイバー攻撃によって引き起こされた可能性も含めて、原因究明をさらに進める方針を示した。

ヨミドクター 中学受験サポート 読売新聞購読ボタン 読売新聞

「停電」をもっと詳しく

「停電」のニュース

「停電」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ