ロシアによる自作自演テロの恐れ、ゼレンスキー氏が指摘…習近平氏ら訪露予定の対独戦勝記念日

2025年5月4日(日)17時52分 読売新聞

ゼレンスキー大統領=ロイター

 【北京=東慶一郎】RBCウクライナ通信などによると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は3日、ロシアが旧ソ連の対独戦勝記念日(9日)に合わせて一方的に宣言した8日から3日間の一時停戦について、実効性のない「芝居がかったパフォーマンスだ」として、受け入れない意向を示した。首都キーウで記者団に述べた。

 ゼレンスキー氏は、数日間の戦闘停止では一時停戦の次の段階に進むための協議ができないとして、「30日間の無条件停戦」に応じるよう呼びかけた。

 戦勝記念日に合わせてモスクワを訪問する外国首脳らには「何かが起きても、我々は責任を負うことはできない」と述べ、訪露しないよう勧めた。ロシアが自作自演の破壊活動を行い、「ウクライナの犯行」と非難する恐れがあると語った。

 タス通信によると、ドミトリー・ペスコフ露大統領報道官は3日、ゼレンスキー氏の発言について、3日間の停戦案へのウクライナの対応が「ウクライナが長期的な和平を望んでいるかどうかのテストになる」とけん制した。ロシアは4月20日のキリスト教の復活祭(イースター)に合わせた30時間の一時停戦では、ウクライナ側の攻撃が続いたと主張した。

 一方、中国外務省は4日、習近平シージンピン国家主席が7〜10日の日程でロシアを訪問すると発表した。9日にモスクワで行われる軍事パレードに出席するほか、プーチン露大統領との会談も行うとみられる。

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