密室で開かれるコンクラーベ、きょうからここで…投票用紙を燃やすための炉も
2025年5月7日(水)11時6分 読売新聞
6日、新教皇を選ぶコンクラーベの会場となるシスティナ礼拝堂=AP
【ローマ=船越翔】ローマ教皇庁は6日、新たなローマ教皇を選ぶ教皇選出会議(コンクラーベ)の会場となるバチカンのシスティナ礼拝堂の準備が完了したとして、礼拝堂内部の写真を公開した。コンクラーベは7日夕(日本時間7日深夜)に始まり、世界各地から集まった枢機卿133人が投票を行う。
写真では、ミケランジェロが描いた「最後の審判」の壁画や天井画がある礼拝堂内で、枢機卿用の机や椅子が整然と並んでいる様子が分かる。投票を終えた後に集めた投票用紙を燃やすための炉も写っている。ローマ教皇庁は先月28日から礼拝堂を閉鎖し、座席の設置や壁画の修復などを進めてきた。
一方、枢機卿らは6日、コンクラーベ前では最後となる会議を開き、教会の今後の方針や課題などを議論した。会議で出た枢機卿の意見が、投票の参考になるとされる。