コンクラーベ、2日目午後の投票で新教皇選出…システィナ礼拝堂からの白い煙に信者ら歓声
2025年5月9日(金)1時21分 読売新聞
新教皇が選出されたことを示す白い煙を出すシスティナ礼拝堂の煙突(8日)=ロイター/Yara Nardi
【ローマ=倉茂由美子、バチカン市国=船越翔】カトリック教会のローマ教皇を選ぶ教皇選出会議(コンクラーベ)は8日午後、バチカンのシスティナ礼拝堂で2日目の投票を行い、新教皇を選出した。新教皇は8日中にサンピエトロ大聖堂のバルコニーに姿を現し、発表される見通しだ。
礼拝堂の煙突から8日午後6時過ぎ(日本時間9日午前1時過ぎ)、新教皇が決定したことを示す白色の煙が出た。サンピエトロ大聖堂の鐘も鳴った。礼拝堂近くのサンピエトロ広場には多くの信者らが集まり、歓声を上げた。
ローマ教皇庁によると、投票は、出席する枢機卿133人の3分の2以上の票を得る人が出るまで、繰り返し行われた。同性カップルへの対応などで寛容な姿勢をとった教皇フランシスコの改革継続の是非が焦点となり、枢機卿は情勢を見極めながら意見集約を行った。