中国初の100台規模の鉱山向け無人運転電気ダンプカー車両群が稼働開始

2025年5月18日(日)10時0分 Record China

中国初の100台規模の鉱山向け無人運転電気ダンプカー車両群が稼働を開始しました。

中国初の100台規模の鉱山向け無人運転バッテリー式電気自動車(BEV)ダンプカーの車両群が15日に稼働を開始しました。中国の鉱山での無人運転技術が実験段階から大規模な応用の段階に入り、スマート鉱山の建設が加速したことを意味しています。



鉱山作業に投入されたこれらの白いダンプカーにはいずれも運転席が設けられておらず、564キロワット時のリン酸鉄リチウムバッテリーパックが装備されています。1回のバッテリー交換時間は6分未満、フル充電に要する時間は最大でも1時間で、フル充電状態では90トンの貨物を載せて約60キロ走行できます。鉱山輸送作業の全プロセスを広範囲にわたって無人化すると同時に、二酸化炭素排出ゼロを効果的に実現できます。



華能伊敏火力発電有限責任公司露天鉱山の責任者によると、100台の無人運転BEVダンプカーのエネルギーはすべて太陽光発電によるグリーン電力でまかなわれており、1台当たりの総合的な輸送効率はドライバー付き車両輸送の120%に達します。マイナス40度という極寒の環境下でも連続して操業することができるほか、路面の揺れや振動、衝撃などの厳しい運行状況にも対応できるということです。



100台の鉱山向け無人運転ダンプカーは年間1万5000トン以上のディーゼル燃料を代替し、4万8000トン以上の二酸化炭素排出量を削減でき、グリーン・低炭素という著しい優位性のほか、自主的に探知して採掘を計画し、意思決定を行う機能も備えています。また、インテリジェントな運行管理と設備監督管理を行うプラットフォームが構築されており、鉱石の採掘や輸送、岩石や土壌の除去、バッテリー交換などの全プロセスにおける業務自動化を実現させました。(提供/CRI)

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