北朝鮮当局「駆逐艦事故」で党高官を拘束…問責、幹部多数に波及か
2025年5月26日(月)8時48分 デイリーNKジャパン
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は26日、進水に失敗し横転した新造駆逐艦の「均衡性を完全に回復するための作業」が順調に進んでいるとする一方、法機関が「重大事故の発生に大きな責任がある党中央委員会軍需工業部のリ・ヒョンソン副部長を召喚して拘束した」と明らかにした。
今回の事故で党高官が拘束されるのは初めて。北朝鮮当局はすでに、清津(チョンジン)造船所支配人ら4人を拘束している。
拘束の対象が造船の現場から行政部門に及んだことで、今後もさらに多くの幹部が調査対象となる可能性がある。