「ルンバ」のアイロボット日本法人、公式HPで事業状況について補足
2025年3月17日(月)13時30分 マイナビニュース
アイロボットジャパンは、3月12日に米国本社から発表された2024年第4四半期および通年の決算報告に関するプレスリリースに関して、同社公式ホームページに補足を掲載した。決算発表を受け、一部報道で「企業としての存続不可」「事業継続困難」といった紹介がなされていることを受けたもの。
米iRobotは現地時間3月12日に、2024年第4四半期ならびに通年の決算報告に関するプレスリリースを掲出している。その中で、消費者の需要や競争、マクロ経済状況、関税政策などを含む潜在的な要因により、新製品の販売が成功する保証はなく、これら要素の財務への影響を考慮すると、2024年連結財務諸表発行日から少なくとも12カ月の間、事業の継続能力に相当な疑問があると記載されている。
Given these uncertainties and the implication they may have on the Company's financials, there is substantial doubt about the Company's ability to continue as a going concern for a period of at least 12 months from the date of the issuance of its consolidated 2024 financial statements.
※米iRobotによる2024年第4四半期および通期業績(プレスリリース)より引用
アイロボットジャパンでは、「昨年までの経営状況と今後の消費者動向、マクロ経済状況、関税政策などの見通しを踏まえ、アイロボットの取締役会が負債の借り換えや売却可能性など、幅広い選択肢の評価を開始したことは事実」とコメント。
一方、「現時点において一部の報道にある『企業としての存続不可』といった状況には全くございません」と一部報道を否定した。「私どもの事業は通常通りであり、当面のビジネス上の義務を果たすのに十分なキャッシュと流動性を保有しており今後もそれを継続して参ります」としている。
2017年4月に設立されたアイロボットジャパンは米iRobotの日本法人。編集部で確認したところ、今回の補足は米iRobotの公式ホームページには掲載されていない。