隣のオフィスは青く見える 第35回 PFUはコロナ禍を経てオフィスフロアを縮小、コミュニケーションと共創を最大化する工夫とは?
2025年4月11日(金)11時0分 マイナビニュース
リコーグループでドキュメントスキャナ「ScanSnap」やコンパクトキーボード「HHKB(Happy Hacking Keyboard)」などを手掛けるPFUは、2023年6月末にオフィスをリニューアルした。「Communication、Collaboration、Connect」を新オフィスのコンセプトとして、フロアを縮小しつつも生産性とウェルビーイングの向上を狙ったというこだわりのオフィスを紹介しよう。
オフィスフロアを縮小しつつコミュニケーション拡大を促進
PFUは1960年、石川県宇ノ気町(現 かほく市)で中学校の古い講堂を借りて創業した。2014年に東京本社(川崎)と東京開発センター(町田)を統合して横浜本社に移転し、石川県と神奈川県の2本社体制となった。
横浜本社への移転時には、イメージスキャナを販売する同社らしく、紙文書の電子化を一気に進めたという。移転に伴いオフィス面積が小さくなったこともあり、各個人が保管していた紙の資料などを多量に削減する必要があった。
「最初は社内でも抵抗感があったが、資料を電子化するためのプロジェクトを立ち上げるなど実際に作業を始めてみると、意外とスムーズに電子化が進んだ。廃棄する資料の置き場所に困ったほどだった」と、当時の担当者は振り返った。
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