Apple、カーボンニュートラルに向け温室効果ガス排出量を60%以上削減

2025年4月17日(木)6時17分 ITmedia NEWS

 米Appleは4月16日(現地時間)、22日のアースデイを前に、同社の環境への取り組みと進捗状況を発表した。グローバルな温室効果ガス排出量を2015年比で60%以上削減したという。同社は2020年に、2030年までに全事業でカーボンニュートラルを達成するという目標を掲げている。
 Appleは、サプライヤーとの協力により、2030年までにApple製品の製造に関わるエネルギーを100%再生可能エネルギーに移行させることを目指している。現在、Appleのグローバルサプライチェーン全体で17.8ギガワットの再生可能電力が稼働しており、2024年にはサプライヤーによる再生可能エネルギーの調達により、2180万メートルトンの温室効果ガス排出を回避した。
 また、26社の半導体サプライヤーが、Apple関連製品の製造施設において2030年までにF-GHG(フッ素系の温室効果ガス)を少なくとも90%削減することを約束したことも発表した。
 リサイクルや再生可能素材の使用の取り組みでは、今年初めに、すべてのマグネットに使用する再生希土類元素と、Apple設計のすべてのバッテリーに使用する再生コバルトにおいて、2025年の目標である100%に向けて99%を達成した。
 3月に発表した新しい「MacBook Air」では、Apple製品で過去最高の55%以上のリサイクル素材を使用している。
 Appleはアースデイを記念して、顧客やユーザーが地球保護について学ぶための以下のようなイベントを行う。
・Apple Storeで、不要になったApple製品をリサイクルに持ち込むと、5月16日までに対象のアクセサリーが10%割引になるキャンペーンを実施
・Apple Watchで、4月22日に30分以上のワークアウトを完了すると、アースデー限定版バッジを獲得できる
・Apple Fitness+で、特別なワークアウトや瞑想コンテンツを提供
・Apple TVアプリやApple TV+で、地球をテーマにした映画や番組を特集
・Tipsアプリで、iPhoneで利用できる環境に優しいアクションを紹介する新コレクションを公開

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