Nothingが新スマホ「CMF Phone 2 Pro」を海外発表 複眼カメラや新AI機能を搭載して初号機から大幅進化
2025年5月12日(月)11時30分 ITmedia Mobile
グローバル発表されたCMF Phone 2 Pro
CMF Phone 2 Proは、CMF Phone 1の後継モデル。背面カバーを交換し、さまざまなカスタマイズを行えるスタイルはそのまま踏襲しています。
本モデルでは、カメラが飛躍的に向上しているのが注目ポイントの1つです。CMF Phone 1はデュアルカメラに見えるものの、実際には5000万画素の広角カメラのみでした。これに対してCMF Phone 2 Proは、5000万画素の広角カメラ、5000万画素の光学2倍望遠カメラ、800万画素の超広角カメラという3眼構成になっています。
カメラは数が増えればいいというものでもありませんが、光学2倍、デジタル併用で最大20倍ズームは撮影の幅が広がりそうです。これに加えて、別売りとはなるようですが、魚眼レンズやマクロレンズを装着することも可能となります。
この他に目立った変更点としては、本体側面に「Essential Key」が追加されています。これは、上位モデルというか親ブランドの「Nothing Phone (3a)」にも搭載されています。ボタンを押すと表示している画面をキャプチャーし、そこにメモを残したり、長押しで音声を録音したりできるというもの。記録した内容はEssential Spaceで一括管理され、その内容をAIが解析し、情報を整理、ToDoを作成するなどしてくれます。
プロセッサはMediaTek Dimensity 7300 Pro 5Gを搭載。Dimensity 7300 5GのCMF Phone 1と比較して、CPU処理性能が最大10%、グラフィック性能が最大5%向上しているとのこと。公式サイトによると、AnTuTuスコアは71万1907点で、ミドルレンジとしてはまずまずです。なお、CMF Phone 1のDimensity 7300 5Gは67万3000点でした。
ディスプレイは6.77型の有機ELを備え、解像度1080×2392ピクセル。ピーク輝度は3000ニトで、HDR10+と最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応します。米国での価格は、8GB+256GBモデルが279ドル(約4万円)。日本では未発表なものの、日本語サイトは用意されているので、近いうちに発売されると期待したいところです。