フックアップ、ルパート・ニーヴ設計のDIボックス「RNDI-M」を発表
2025年5月26日(月)19時37分 マイナビニュース
フックアップは、米Rupert Neve DesignsのアクティブトランスフォーマーDIボックス「RNDI-M」を2025年5月30日に発売する。希望小売価格は、31,900円。
「RNDI-M」は、エレキギター、ベース、シンセサイザー、キーボード、ピエゾピックアップなど、さまざまな楽器レベルのソースに対応するアクティブトランスフォーマーDIボックス。ディスクリート回路によるクラスA回路トポロジーは、ルパート・ニーヴ氏が設計したカスタムトランスフォーマーを中心に構成されており、5Hz以下の低域から90kHzを超える高域まで、広い帯域をカバーする。
最大+20.5dBuの入力レベルに対応し、低インピーダンスのトランスフォーマーカップリングされた出力段により、長いケーブルで接続された場合でも最小限のロスで駆動できる。ICを使わないクラスA仕様のディスクリートFET入力アンプは外部からの+48Vファンタム電源で動作し、2.2MΩというハイインピーダンス入力を実現。このクラスA仕様によりクロスオーバー歪みが生ぜず、音楽的に不協和な高次奇数倍音が追加されることがないという。さらには、基本波に対して2次倍音と3次倍音が含まれることによって、原音の豊かさが強調されサウンドに豊かさをもたらすとのことだ。
スチールを採用したシャーシは、ステージやスタジオでの使用を想定して設計されており、機能を簡素化し、コンパクトに設計された筐体は、ギターやベースのペダルボードにも収まるようになっている。
主な仕様は以下の通り。
入力端子:1/4インチアンバランス(TS)
THRU端子:1/4インチアンバランス(TS)
出力端子:XLRバランス
入力インピーダンス:2.2MΩ
出力インピーダンス:40Ω以下
最大入力レベル:+20.5dBu(8.2V RMS)
最大出力レベル:+11.5dBu Typical
周波数特性:28Hz〜60kHz(±0.25dB)、14Hz〜90kHz(±1dB)、5Hz以下(- 3dBu)
ノイズレベル(メインアウトで計測、Un-weighted、22Hz〜22kHz、150Ω〜10kΩ)):–110dBu以下
THD+N (全高調波歪み率):0.25% Typical@1kHz、+20dBu入力(第2、第3高調波)/0.015% Typical@1kHz、-20dBu入力(第2、第3高調波)/0.75% Typical@20Hz、-20dBu入力(第2、第3高調波)
電源:4.5mA@+48VDC ファンタム電源
外形寸法:W825×D121×H44.5mm
質量:570g
本体のほか、19インチラックマウント用のリバーシブル・ボルトオン・ラックイヤーが付属する。