侍ジャパン躍進の原動力・ヌートバーを球界レジェンドＯＢも絶賛！「ファンのために一生懸命だ」

　野球世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）は連日、各国代表のスター選手のプレーが話題を呼んでいる。ここまで全勝で勝ち残っていて、３月２１日に準決勝を戦う侍ジャパンも、投手、野手が高いレベルのプレーを毎試合披露しており、野球ファンを熱狂させている。

【関連記事】【侍ジャパン】大谷でも吉田でもない　球界ＯＢから指摘される世界一奪回に必要な「キーマンの名前」

　その中でも今大会で侍ジャパンのリードオフマンを務めるラーズ・ヌートバーは攻守で強く観衆を惹きつけるプレーを披露しており、侍ジャパン躍進の原動力とも言える活躍を続けている。初戦からここまで、毎試合安打を記録しており、アグレッシブな動きで守備でも大きく貢献。ベンチでもチームメイトを鼓舞し、来日直後にお披露目となったペッパーミル・パフォーマンスはもはや社会現象化しつつある。

　まさにメジャーリーガーとして、侍ジャパンを力強く後押ししているヌートバー。ファンのみならず球界関係者にもその存在は称えられており、かつて日本野球界に助っ人として訪れ、輝かしい功績を残した大物OBも賛辞を贈っている。

「彼は優れたムードメーカーだ。野球に対する情熱を日本に持ってきているね」

　そう言葉を並べるのは、ヤクルト、巨人、横浜DeNAでプレーし、通算2017安打を記録したアレックス・ラミレス氏だ。YouTubeチャンネル『ラミちゃんねる』を３月１９日に更新し、ヌートバーの魅力について熱く語っている。

　ラミレス氏はヌートバーについて「メジャーからきているにもかかわらず、とても謙虚な姿勢であり、ガッツ溢れるプレースタイルでファンを魅了している」として、その上で「彼はチームの為だけではなく、ファンのためにも一生懸命プレーしている」とここまでの印象を述べた。

　さらに「日本を本当のホームだと感じているんじゃないかな。そして日本のファンも彼のありのままの姿を受け入れている」として、ファンとの関係も指摘している。

　ラミレス氏はヌートバーの様々な魅力を振り返りながら、特に強調していたのがパフォーマンスの話題だった。自身も現役時、バリエーション豊かな動きや表情でファンからの人気を博していたこともあり、ヌートバーに対しても「パフォーマンスもずっと続けて欲しい。僕もパフォーマンスを続けてきた。どれだけ重要かはよくわかっている」と話している。

　動画では他にもラミレス氏が「彼は日本の野球史に名前を残した」として、今大会での活躍を評している。その言葉通り、今後、大会が終わった後もヌートバーの存在は、多くの日本のファンの記憶に刻まれることは間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]