アストン・ヴィラが今夏5人目の補強！…バルセロナからDFラングレをレンタルで獲得

　アストン・ヴィラは9月1日、バルセロナからフランス代表DFクレマン・ラングレをレンタルで獲得したことを発表した。

　契約期間は2023－24シーズン終了までの約1年間。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、同選手の給与の約75パーセントをアストン・ヴィラが支払うことになるという。

　現在28歳のラングレは身長186cmの恵まれた体格を誇るセンターバック（CB）。母国のナンシーの下部組織出身で、2014年夏にトップチーム昇格を果たし、その後は最終ラインの主軸として約3年半の間に公式戦通算86試合に出場した。2017年1月にセビージャに加入すると、1年半後の2018年夏にバルセロナへ完全移籍。その後の4シーズンで公式戦通算160試合に出場し、1度のラ・リーガ制覇を含む合計3つのタイトル獲得に貢献した。

　しかし、チーム内での序列が次第に低下し、昨年夏にはトッテナムにレンタル移籍。公式戦35試合に出場し、今夏にバルセロナに復帰したものの、シャビ・エルナンデス監督の構想には含まれず、かねてから今夏の他クラブ移籍が有力視されていた。なお、2019年6月にデビューを飾ったフランス代表では、ここまで国際Aマッチ通算15試合に出場している。

　今シーズンはヨーロッパカンファレンスリーグ（ECL）に参戦するアストン・ヴィラは、今夏の移籍市場で積極補強を敢行。ここまでスペイン代表DFパウ・トーレス、ベルギー代表MFユーリ・ティーレマンス、イタリア代表MFニコロ・ザニオーロ、フランス代表FWムサ・ディアビを獲得している。ラングレは同クラブにとって今夏5人目の新戦力となった。