”MMAアジア最強決定戦”に挑む扇久保博正が格闘技を始めたきっかけは?「憧れはKID選手やシウバ選手。小さくても活躍できるんだと」
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2021年大晦日のRIZINバンタム級JAPANグランプリに参戦し、決勝で朝倉海を下して優勝を飾った扇久保博正。その激闘からおよそ9か月ぶりとなる9月25日、さいたまスーパーアリーナで行われる格闘技イベント『The Battle Cats presents 超RIZIN / 湘南美容クリニック presents RIZIN.38』で、キム・スーチョル(韓国)と対戦することが決まった。そんな大会直前の扇久保博正に独占インタビューを実施した。
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35歳の今も格闘技界のトップレベルで活躍する扇久保。「小さい頃から高校3年生まで空手をやっていて、途中で柔道もやっていた」と話すように、格闘技の世界には昔から足を踏み入れていた。そして、そんな扇久保少年が虜になったのが当時、山本“KID”徳郁など世界中の名だたる格闘家を有し、『世界最高峰の舞台』として総合格闘技人気の火付け役となった「PRIDE」だった。
「進路を決める時期にPRIDEが流行っていて、テレビで見て決めました」。そう語るほどに扇久保の人生に大きな影響を与えたPRIDE。「山本KID選手が出ていて、同じ身長でこんな小さくても活躍できるんだと思った。憧れはKID選手やヴァンダレイ・シウバ選手」と、小さな体でド派手に試合を決める格闘技界のカリスマや、PRIDEの舞台で17連勝という無類の強さを誇ったブラジル人格闘家に、強烈な憧れを抱いた。
高校卒業後に上京して格闘技を始めた扇久保は、非凡な才能を早い段階で示すことになる。上京から半年でプロ昇格を果たすのだ。元々、空手や柔道をやっていたとはいえ、早すぎる”出世”だった。しかし、扇久保自身の気持ちには全く驕りはなかった。
「最初はプロを目指すために必死で、そこからは生活も大変でした。(プロ昇格が)早すぎたので自信が全然なくて、1年間修行してからデビューしました」
むしろ、早すぎる出世に壁を感じたこともあった。さらに「勝つことはできたとしても、それだけではプロではない」と、ショービジネスの現実も知った。その難しさは「今もなお感じている」と話すほどだ。そんな厳しさを目の当たりにしながら、扇久保少年は着実に格闘技の階段を登っていった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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