高木豊氏が「戦力外通告」の裏側を激白!「選手から聞かれたときには・・・」
し烈なペナントレース争いの一方で、各球団、引退を発表する選手も増えてきた。戦力外通告の時期もせまり、当落線上にいる選手にとっては落ち着かない時期に突入している。
現役時代、横浜ベイスターズなどで活躍し、盗塁王やゴールデン・グラブ賞、ベストナインなどのタイトルを獲得、引退後も日本代表や、横浜でコーチを歴任してきた野球解説者の高木豊氏が、自身のYouTubeチャンネルで「戦力外通告」について語った。
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コーチ時代にはこの時期になると心配になって、選手からも問い合わせがきたという高木氏。そんなときには「まあ、ダメとおもっとけ」と声をかけ、続けて「それで契約してもらったら嬉しいだろう」と話したという。一見シビアな言葉にも受け取れるが、逆に安易に「大丈夫」と請け負うことで、選手の心情に影響を及ぼすことを避けたというのだ。
戦力外通告は球団フロントが主導して判断するものだが、ときにはコーチに意見を求められる場合も。そんなときにはファーム含め、チームの総合的な戦力を判断して応えていたという。
一方、同氏は自身が球団から戦力外通告を受けたときのことも振り返った。
「突然球団から呼び出されて何かとおもったら、戦力外だった」。同年は主力選手として活躍、かつ初めてFA権を取得。それに関わる話かと思えば、いきなり球団から突きつけられて驚いたという。
ほかにもこの時期になると背番号変更などの指示を受けたりもしたが、それに関しては、現役続行が認められていることで「すぐに受けたよね」と前向きに受け止めていたそうだ。
最後は「新陳代謝を繰り返していくのがプロ野球界だから」と締めた高木氏。今年も10月20日には運命のドラフトが行われるなど、今後は新入団選手の話題も増える中、球界を去る選手もいる。悲喜こもごものドラマが生まれるシーズンとなってきた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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