初出場の名古屋が激闘を制して準々決勝へ! 前回王者の岡山学芸館は3回戦で敗退

2024年1月2日(火)17時15分 サッカーキング

”初出場”名古屋と“前回王者”岡山学芸館が対戦した「写真]=野口岳彦

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 第102回全国高校サッカー選手権大会3回戦が2日に行われ、岡山学芸館(岡山)と名古屋(愛知)が対戦した。

 県立柏の葉公園総合競技場では、前回王者の岡山学芸館と初出場で快進撃を続ける名古屋高校が激突。試合のは序盤はロングスローの応酬に。徐々に岡山学芸館が香西健心と太田修次郎の2年生ツートップにボールを集め、セカンドボールを素早い出足で回収することで主導権を握る展開となった。23分には、中盤でボールを持った香西が名古屋のGK小林航大が前に出ていたことを見逃さずすかさずロングシュート。強烈なシュートは枠を捉えたものの、なんとかGK小林が掻きだし、ピンチを防いだ。その後も、岡山学芸館が攻勢を強め、再三名古屋のゴールに迫るも、GK小林を中心に体張った守備で守り切り前半をスコアレスで折り返した。

 後半は前半と打って変わって名古屋ペースに。開始早々に10番の原康介が得意のドリブルからチャンスを創出。3人を引き付けた原から仲井蓮人にボールが渡り、シュートを放つもミートせず、得点には至らなかった。しかし、その後はサイドを中心に攻め続け、“武器”であるロングスローでチャンスを増やしていく。そして、57分に名古屋のロングスローが実を結ぶ。右サイドからのロングスローが飛び出した岡山学芸館GK平塚仁を超え、主将の田中響貴がダイレクトでインサイドボレーを叩き込み、名古屋が先制。

このまま試合終了かと思われた80分、岡山学芸館が意地を見せる。左サイドからのFK。対角への送ったボールを田口裕真がヘディングで中へ折り返し、最後は9番太田が流し込み、岡山学芸館が土壇場で同点に追いついた。その後、両校共にロングスローから決定機を作るも、試合は終了。勝敗の行方はPK戦の結果に委ねられた。

 PK戦は7人目までもつれる展開となったが、最終的には名古屋が6−5で勝ち上がりを決め、4日に行われる準々決勝で市立船橋(千葉)と対戦することになった。

【スコア】
岡山学芸館 1−1(PK戦:5−6) 名古屋

【得点者】
0−1 57分 田中響貴(名古屋)
1−1 80分 太田修次郎(岡山学芸館)

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