KTMが2025年のカラーリングをお披露目。ラインアップ新たにファクトリー2チーム4台で体制強化/MotoGP
2025年1月30日(木)19時21分 AUTOSPORT web

1月30日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているKTMが2025年シーズンにおける体制発表会を実施。『レッドブルKTMファクトリー・レーシング』および、今季からファクトリーチームとなる『レッドブルKTMテック3』が使用するKTM RC16とそのカラーリングを公開した。
『レッドブルKTMファクトリー・レーシング』は、Moto2とMoto3での経験を経て2017年からMotoGPクラスに参戦を開始。2019年からは、1989年に設立されたフランスのレーシングチームであるテック3が、ヤマハからKTMのサテライトチームに加わり、2チーム4台体制で参戦していた。
しかし、テック3は2023年からKTMの傘下であるスペインのメーカーGASGAS(ガスガス)とタッグを組むことに。そのため、2024年まではKTMとしてはファクトリーチームである『レッドブルKTMファクトリー・レーシング』のみの1チーム2台体制をとっていた。
ところが、既報のとおり2024年のシーズン中における6月13日に『レッドブルGASGASテック3』をファクトリーチームとして参戦させることを発表。チーム名も新たに『レッドブルKTMテック3』へと変更され、3年ぶりに2チーム4台体制をとることとなった。
『レッドブルKTMファクトリー・レーシング』は、エースライダーであり2020年のMotoGP昇格時からチームを支えるブラッド・ビンダーが継続参戦。チームメイトには、2024年にルーキーながらも序盤から飛躍した姿を見せ、初年度にしてランキング6位を獲得したペドロ・アコスタが抜擢された。
また、新たにファクトリーチームに加わる『レッドブルKTMテック3』は、ライダーラインアップを一新。ドゥカティ・レノボ・チームからエネア・バスティアニーニ、アプリリア・レーシングからマーベリック・ビニャーレスを迎え入れた。ドゥカティとアプリリアの経験を持つふたりが、KTMに加入した。
そんなファクトリー4台体制で強化ラインアップを敷くKTMが、2025年における体制発表会を実施。『レッドブルKTMファクトリー・レーシング』と『レッドブルKTMテック3』の2チーム同時に今季使用するマシンカラーリングがお披露目された。
唯一鋼管トレリスフレームを採用するなど、独自の哲学とともに開発が進められているKTM RC16。今季は4台がほぼ同じカラーリングが施されている。ネイビーを基調にKTMのオレンジがマシン全体にあしらわれ、引き続きレッドブルのロゴが大きく掲げられている。
また、KTMとしてはミカ・カリオやジョナス・フォルガーがKTM RC16の開発を担当しているが、引き続きダニ・ペロドサとポル・エスパルガロもテストライダーを継続。引き続き、ライダーズチャンピオンだけでなくチームタイトルおよびコンストラクターズ獲得に向けてマシン開発に尽力する。
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