今秋ドラフトの目玉は創価大の右の大砲 「宗山超え」の競合はあるか

2025年1月31日(金)17時30分 ココカラネクスト

ドラフトの目玉・立石は何球団が競合するのか(C)産経新聞社

 球春到来。2月の訪れとともに、キャンプ地ではユニホーム姿の選手たちが躍動し、ペナントレースに向けて準備を進めていきます。

 プロ野球においては同時に、“もう一つ”の戦いも水面下で繰り広げられます。

 それがドラフト戦線です。

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 2024年秋のドラフト会議では、明治大・宗山塁が5球団競合の末、楽天入り。関西大の金丸夢斗が4球団競合の末、中日入り。青山学院大・西川史礁が2球団競合の末、ロッテ入りしました。

 今年は競合必至の逸材はいるのでしょうか。スポーツ紙のデスクは言います。

「現時点では創価大の内野手・立石正広が一歩抜けた存在と言えるでしょう。どの球団ものどから手が出るほど欲しい、右の長距離砲。このままでいけば複数球団による抽選になることが濃厚な情勢です」

 立石は山口・高川学園3年夏に甲子園へと出場し、バックスクリーンへとホームランを叩き込み、その名を全国に轟かせました。東京新大学野球リーグでは無双状態で、昨秋の明治神宮大会では決勝で青山学院大に敗れ、優勝こそ逃したものの、大会最多記録を後進する10安打を放ち、15打数10安打、2本塁打、6打点の大暴れ。その評価を決定的にしたのです。

 前述のデスクは言います。

「立石が優れているのは、そこで天狗になることなく、プロ入りを見据えて本職のサードだけでなく、セカンドにもチャレンジしているところです。本塁打が打てる右のセカンドとなれば、楽天の浅村栄斗のように起用の幅も拡がり、評価もさらに高まっていきます。去年の明治大・宗山もそうでしたが、キャプテンとして野球に対する真摯な姿勢も素晴らしく、そういった取り組みも高い評価につながってくるでしょう」

 さらに立石の武器は「足」。50メートル走6秒0という俊足も光り、プロの世界ではトリプルスリーを目指せる潜在能力を兼ね備えています。

「現時点で立石の他にドラフト1位の12人、誰が名を連ねるかが流動的です。高校生投手では健大高崎の最速158キロ右腕・石垣元気や大阪桐蔭の最速153キロ右腕・森陽樹、大学生投手では東洋大の最速153キロ右腕・島田舜也、明治大の最速153キロ右腕・高須大雅らが評判ですが、一冬越してどんな投球を見せられるかがポイントになってくる。そんな中で立石の実力は頭一つ抜けている印象です。活躍次第では『宗山超え』の6球団以上の競合もあり得るかもしれません」(前述のデスク)

 その打棒に、スカウトの熱視線が注がれます。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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