WRC:2021年から単独タイヤサプライヤーのピレリが開発始める。スウェーデン向けタイヤを初公開

2020年2月3日(月)13時2分 AUTOSPORT web

 2021年からWRC世界ラリー選手権にワンメイクタイヤサプライヤーとして参画するピレリが、新シーズンへ向けたタイヤ開発をスタートさせたと明かすと同時に、フルスノーイベントのラリー・スウェーデン用タイヤを初公開した。


 WRCではコスト削減を理由に2021〜24年にコントロールタイヤが導入される。その供給メーカーにはFIAによる選考の結果、F1でも単独タイヤサプライヤーを務めるピレリが選ばれていた。


 ピレリはWRCが創設された1973年からラリー競技へ参画。これまでに25のワールドタイトルを獲得し、通算181勝を上げてきた。2008〜10年にはWRC単独タイヤサプライヤーを務めたほか、2018年には下位クラスのWRC2、ジュニアWRCにもタイヤを供給している。


 そのピレリは、2月1〜2日にオーストリアで行われたアイスレース『2020 GP アイスレース』のなかで、2021年WRC用のタイヤを展示。ラリー・スウェーデン用のスパイクタイヤ『Sottozero Ice J1タイヤ(サイズ 205/65 R15)』を世界初公開した。


 2020年のWRC最上位クラスに単独タイヤサプライヤーは存在しないものの、トヨタとヒュンダイ、Mスポーツ・フォードの全チームがミシュランタイヤを装着しており、実質的にワンメイク状態となっている。

ピレリが開発した2021年WRC用スパイクタイヤ『Sottozero Ice J1タイヤ(サイズ 205/65 R15)』。タイヤのスパイクは、加硫工程で埋め込まれるという
2019年のラリー・スウェーデンにミシュランが持ち込んだスパイクタイヤ
2019年のラリー・スウェーデンにミシュランが持ち込んだスパイクタイヤ


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