うつろな目で語った“ミスター大谷”への謝罪…水原被告に禁錮4年9か月と25億円超えの賠償判決「彼の家族には謝罪したい」

2025年2月7日(金)10時44分 ココカラネクスト

大勢の記者とカメラに囲まれ、険しい表情を見せる水原被告。(C)Getty Images

 世間を騒然とさせたスキャンダルが一つの結末を迎えた。

 現地時間2月6日、ドジャースの大谷翔平の元専属通訳で、同選手の口座から約1659万ドル(約25億509万円)を盗み、銀行詐欺罪などで有罪が確定している水原一平被告の量刑言い渡しが、カリフォルニア州サンタアナの連邦裁判所で行われた。禁錮4年9か月の判決が言い渡された同被告の収監は3月24日で、同時に約1700万ドル(約25億6700万円)の賠償命令も下った。

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 前代未聞の事件だった。水原被告は2021年9月ごろから昨年1月までの約2年4か月間にわたって違法なスポーツ賭博で約4068万ドル(約61億4268万円)の負債を抱え、負け分を取り返すために大谷の口座から無断で合計1659万ドルを盗用。違法賭博の胴元に不正に送金していた。

 複数の罪で連邦当局から訴追された水原被告は、司法取引に応じて6月に行われた有罪答弁で有罪を認定。その後に米連邦検察局から大谷への賠償金として1697万ドル(約26億3035万円)と4年9か月の禁固刑を求刑されていた。

 もっとも、水原被告は、連邦地裁の判事宛てに情状酌量を求める申立書を提出。その中で、大谷側から仕事と環境に見合う金銭を得られずに生活が困窮。最終的に「借金は膨れ上がり、翔平のお金を使う以外に返済する方法が見つからなかった」と釈明。求刑に対して禁錮1年6月が妥当と主張した。

 果たして、いかなる措置が取られたのか。後ろ髪はスーツの襟にかかるほどに伸びた姿で登場した水原被告は、無言のまま、開廷40分前に法廷入り。米スポーツ専門局『ESPN』のレポートによれば、同被告は証言台では大谷に対して「ミスター大谷、ドジャース、彼の家族には謝罪したい。残りの人生をよりよくするために刑期を全うしたい」と謝罪をしたという。

 法廷に集まった記者陣に対して、目はうつろなまま、最後まで言葉を残すことはなかった水原被告。その胸中やいかに。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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