0-100加速はわずか2.8秒。マクラーレンの最新ロードカー『セナ』のスペックを公開

2018年2月9日(金)15時35分 AUTOSPORT web

 マクラーレン・オートモティブは、伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナの名を擁したロードカー『マクラーレン・セナ』を、3月にスイスで開催されるジュネーブ・モーターショーで公開する。それに先駆け、車両のスペックを公開した。


 マクラーレン・セナは、高性能ロードカーシリーズである“アルティメットシリーズ”の最新モデル。過去のアルティメットシリーズのなかでも、もっともサーキット走行にフォーカスしたモデルだ。

詳細スペックが公表されたマクラーレン・セナ


 シャシーとボディパネルにはカーボンファイバーを採用し、高いボディ剛性を維持しながら車両総重量はわずか1198kg。最大出力800PS、最大トルク800Nmを発揮する4リッターV8ツインターボエンジンをリヤに搭載している。


 そんなマクラーレン・セナの0-100km/h加速はわずか2.8秒。0-200km/h加速は6.8秒で、最高時速は340km/hに達する。


 さらに驚異的なのがエアロダイナミクスだ。大型のリヤウイングとダブル・ディフューザーを備えたマクラーレン・セナは、250km/h走行時のダウンフォースが800kgにもなるという。これは、マクラーレンP1のダウンフォース量を大きく凌駕する。

大型リヤウイングにダブルディフューザーを備え、最大ダウンフォース量は800kgにも及ぶ


「マクラーレン・セナのデザインは極めて野心的で、これまでのマクラーレンとは異なっている」と語るのは、マクラーレン・オートモティブのデザイン・ディレクター、ロブ・メルヴィル。


「ここまで妥協を許さずに作られたロードカーは、マクラーレンにとっても初めてだ。このマシンをひと目見れば、マクラーレンP1とも異なったレベルのパフォーマンスを実現するためにこのマシンが作られたということがわかるだろう」

サーキット走行にフォーカスされた内装。ステアリングホイールにはボタン等は搭載されていない


 マクラーレン・セナは1台あたり300時間をかけすべて手作業で制作される。価格は67万5000ポンド(約1億255万円)で、500台の限定生産となるが、すでに完売している。

バタフライ・ドアが採用されている
500台限定販売。1台1台手作業で組み立てられるという


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