セパンでGT500も体験した平良響。「ステップアップするためにもGT300で結果を」タイトルに闘志

2025年2月13日(木)9時20分 AUTOSPORT web

 2025年、全日本スーパーフォーミュラ選手権にはKDDI TGMGP TGR-DCから、スーパーGT GT300クラスにはHYPER WATER Racing INGINGから挑む平良響。今季はさらにスーパー耐久にはKTMSから、TGR GR86/BRZ Cupにもオキナワドリームレーシングから参戦が決まるなど、今シーズンもさまざまなシリーズで戦うが、シーズンを前に、刺激的なテスト体験をこなした。


 沖縄県出身の平良は、2024年はGT300クラスでmuta Racing GR86 GTを駆り第1戦岡山を制すると、チャンピオン争いを展開。残念ながらタイトルには届かなかったが、シーズンで4回の表彰台を獲得。ランキング3位でシリーズを終えた。また、スーパーフォーミュラ参戦も果たすなど、日本のトップカテゴリーに手をかけてきた。


 迎える2025年は、スーパーフォーミュラフル参戦も決定。さらにシーズン開幕前のセパンウインターテストでは、GT500ドライブも経験することができた。テスト2日目、「全部合わせて15周もいっていないくらいでしょうか」とそれほど周回数が多いわけではなかったが、順調にメニューをこなしていた開発車両の90号車をドライブ。GT500を経験した。


 初めてのGT500ドライブの感想を平良に聞くと「率直に言うと『これハコ車かよ』みたいな印象ですね(笑)」と笑顔をみせた。


「動きがすごく俊敏で速いですし、フォーミュラに乗っているような印象でした。でもスーパーフォーミュラに乗っていたおかげでターボの感覚や、スピードに対してはある程度余裕をもってドライブすることができたと思います」


 そんな刺激的なGT500体験は、平良にとっても新たなモチベーションになった様子。


「もちろんGT500でレースをしたいと思いました。(セパンでは)ニュータイヤでのアタックができていなくて、僕のラップはニュータイヤでのベストからは数秒遅い状態だったのですが、ニューを履いて、数秒速い光景はどんなものなのか観てみたいと思いましたね」


 その目標のために、当然大切なのは2025年のGT300での戦いだ。2023年、2024年と2年連続でチャンピオン争いを展開しながらも、タイトルには届いていない。2025年のGT300での戦いは、平良にとっても重要な一年ともなる。


「昨年、リベンジしたい思いでシリーズチャンピオンを獲りにいきましたが、ライバルが本当に強かったですよね。表彰台を4回も獲ったのにタイトルが獲れなかった。例年では考えられないくらいのハイレベルな戦いだったと思うんです。でも、今年もそうなると思います」と平良は2025年も厳しい戦いが待っていると予想した。


「だから本当に取りこぼしがないように、そして勝ちきるレースが必要になると思います。GT500にステップアップするためにも、GT300でしっかり結果を残していきたいですね」

2025スーパーGT GT300富士合同テスト カーボン地にスポンサーロゴをつけ走行したHYPER WATER INGING GR86 GT
2025スーパーGTセパンウインターテスト TGR-D開発車両の90号車GRスープラ
2025スーパーGTセパンウインターテスト サーキット入りする山下健太、坪井翔、平良響
2024スーパーGT第1戦岡山 GT300クラスを制した堤優威と平良響


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