柔道・角田夏実、金メダルのパリ五輪以来の復帰戦で優勝 女王の貫禄見せる…GSバクー大会

2025年2月14日(金)22時36分 スポーツ報知

◆柔道 ◇グランドスラムバクー大会 第1日(14日・アゼルバイジャン)

 開幕し、男女5階級が行われた。女子48キロ級では角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が金メダルを獲得した昨夏パリ五輪以来の復帰戦に臨み、決勝で同五輪銅メダルのタラ・バブルファト(スウェーデン)を下した。パリ五輪準決勝で勝利した相手を返り討ちにした。

 バクーへの出発前の取材対応時には「今までのここ3年間はパリ(五輪)を目指してという部分で、試合で柔道を楽しんではいけないかなという気持ちになっていたので、今回はもう一度、柔道を楽しめたらな、と思っています」と抱負を語っていた。

 五輪後はメディア出演など多忙な日々を過ごした。一方で両膝の負傷も抱えていたが、両肩の痛みも引かなかったという。リハビリを続けながらトレーニングを行い、昨年12月から徐々に畳の上での稽古を再開。今年に入ってから合宿参加など本格的な練習も始め、急ピッチで仕上げてきた。

 代名詞のともえ投げについては、両肩のけがの影響で「ともえ投げが留守の状態。入り方だったりとかは少し変わってしまったかな。それをちょっと戻すのにまだ時間がかかっている感じです」と不安を口にしていた。だが大会が始まってみれば、ともえ投げから関節技で仕留める必勝パターンは、相手が警戒する中も健在。五輪女王としての貫禄を示した。

スポーツ報知

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