マクラーレンF1が新車『MCL35M』のシェイクダウンを完了。リカルド「順調な初日。この段階では理想的といっていい」

2021年2月17日(水)7時58分 AUTOSPORT web

 マクラーレンF1チームは、2月16日、イギリスのシルバーストンでフィルミングデーを実施し、2021年型マシン『MCL35M』のシェイクダウンを行った。ウエットコンディションのなか、ランド・ノリスと新加入したダニエル・リカルドがニューマシンを初めてドライブした。


 今年、パワーユニット(PU/エンジン)をルノーからメルセデスに変更したマクラーレンは、15日に新車『MCL35M』の発表会を本拠地マクラーレン・テクノロジーセンターで開催。その翌日に、PR目的で許されているフィルミングデー規則を利用して、シェイクダウンを行った。最新マシンで走行できるフィルミングデーは年間2日間のみ許され、走行距離は1日100kmに制限されており、プロモーション用タイヤを装着しなければならない。


 当日のシルバーストンは雨に見舞われ、ウエットコンディションとなるなか、午前中にノリス、続いてリカルドが『MCL35M』を走らせた。


 マクラーレンに加入して初めての走行を終えたリカルドは、天候に恵まれなかったものの、予定していたプログラムを完了することができ、いい一日だったと語った。

マクラーレンF1が2021年型『MCL35M』のシェイクダウン:ダニエル・リカルド

「(F1マシンで走るのは)2カ月ぶりだけど、それ以上に感じた。(休みの後は)すっかりさびついてしまっていて、感覚を取り戻すのに多少時間がかかる。マシンに乗るのが久しぶりだったうえに、今日は路面が滑りやすくて、自信を持って走れるコンディションではなかった」とリカルドは語る。


「でもいい一日だったよ。すべてがとてもスムーズにいき、やるべきことを完了した。それが重要なことだ。周回を重ねるごとに、自信が増していくし、チームにますます馴染んでいくはずだ」


「細かいことすべてが慣れるための助けになる。すべての手順を実行していく。目標としているのは、(開幕戦)バーレーンの日曜午後に全くパニックを起こさずにグリッドにつくことだ。それにはこのチームの環境に慣れ、すべてのクルーに馴染むことが重要だ。レースウイークエンドに直面するさまざまなシナリオのシミュレーションをする予定だよ。雰囲気は違うけれど、状況を再現して、自分たちに少しプレッシャーをかけることはできる」


「マクラーレンは順調なスタートを切った。1日早くエンジンの始動を済ませ、走行初日もスムーズにいった。シーズンの早い段階ではこれ以上のことは望めないよ。すべてが好調だ!」


 プレシーズンテストは3月12日から14日にバーレーンで開催され、シーズンは3月28日のバーレーンGPでスタートする。

マクラーレンF1が2021年型『MCL35M』のシェイクダウン:ダニエル・リカルド

マクラーレンF1が2021年型『MCL35M』のシェイクダウン:ダニエル・リカルド

マクラーレンF1が2021年型『MCL35M』のシェイクダウン:ランド・ノリス







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