川崎Fがスーパー杯制覇! 先発総入れ替えで神戸撃破…ファンウェルメスケルケン際が決勝弾

2024年2月17日(土)15時25分 サッカーキング

川崎Fが富士フイルム・スーパー杯を制した [写真]=金田慎平

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 FUJIFILM SUPER CUP 2024が17日に行われ、ヴィッセル神戸と川崎フロンターレが対戦した。

 2023シーズンのJ1リーグ王者神戸では、昨季のリーグMVPである大迫勇也らが先発出場。新加入の岩波拓也や井手口陽介らはベンチから公式戦デビューを待つ。一方、天皇杯王者の川崎フロンターレは、13日に敵地で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16・ファーストレグの山東泰山戦から先発11人全員を変更。スターティングイレブンには、新加入のファンウェルメスケルケン際や丸山祐市、ゼ・ヒカルド、パトリッキ・ヴェロンらが名を連ねた。

 最初に決定機を生み出したのは川崎F。右から瀬古樹が送ったクロスにペナルティエリア内のファンウェルメスケルケンが頭で合わせる。山なりに浮いたボールは枠をとらえていたが、相手GK前川黛也の好セーブに阻まれた。17分にはバフェティンビ・ゴミスがボックス中央でこぼれ球に反応して左足を振り抜いたものの、シュートは前川の正面。

 21分、神戸にアクシデントが発生。井出遥也が筋肉系トラブルでプレー続行不可能となり、今季川崎Fから神戸に移籍した宮代大聖が代わってピッチに入った。

 川崎Fは23分にも神戸のゴールを脅かす。ペナルティエリア左の深い位置に侵入したP・ヴェロンがグラウンダーで折り返し、ゴール前のゴミスが合わせたものの、シュートは相手DFにブロックされた。一方の神戸も何度かゴールに近づいたものの、前半は両者に得点が生まれず、スコアレスで折り返す。

 後半開始早々、川崎Fが試合の均衡を破る。右サイドでフリーキックを獲得し、キッカーの瀬古は低く鋭いクロスを供給。これは相手GK前川に弾き出されたものの、ファンウェルメスケルケンがこぼれ球に反応して押し込んだ。オランダでプロキャリアを歩んできたファンウェルメスケルケンは、日本での公式戦デビュー試合で初ゴールを記録することになった。

 追加点を狙う川崎Fは、65分にペナルティエリア手前でFKを獲得。キッカーの瀬古はゴール右上を狙ったが、惜しくもクロスバーに阻まれた。77分には途中出場のマルシーニョが決定機を演出。自慢の快足で左サイドをえぐってゴールに迫ったものの、シュートは前川に防がれた。

 川崎Fが主導権を握るなか、神戸はロングボール主体でゴールを目指したものの、後半は見せ場を作れず。試合はこのまま終了し、最後まで神戸に決定機を作らせなかった川崎Fが、2021シーズン以来、通算3度目のスーパー杯制覇を果たした。

 神戸は24日の明治安田J1リーグ開幕節で昇格組のジュビロ磐田と敵地で対戦。川崎Fは20日にACLラウンド16・セカンドレグで山東泰山と対戦し、24日のJ1リーグ開幕節で湘南ベルマーレと敵地で対戦する。

【スコア】
ヴィッセル神戸 0−1 川崎フロンターレ

【得点者】
0−1 48分 ファンウェルメスケルケン際(川崎F)

【スターティングメンバー】
▼神戸(4−2−3−1)
前川黛也;酒井高徳、山川哲史、マテウス・トゥーレル、初瀬亮(83分 飯野七聖);山口蛍、扇原貴宏(70分 井手口陽介);佐々木大樹、井出遥也(21分 宮代大聖)、ジェアン・パトリッキ(70分 広瀬陸斗);大迫勇也

▼川崎F
上福元直人;ファンウェルメスケルケン際(80分 瀬川祐輔)、高井幸大、丸山祐市、田邉秀斗(HT 三浦颯太);ゼ・ヒカルド、瀬古樹(85分 山本悠樹)、山内日向汰(80分 橘田健人);山田新、バフェティンビ・ゴミス、パトリッキ・ヴェロン(65分 マルシーニョ)

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