ユーヴェ、M・キーン&ディ・マリア弾でリーグ戦3連勝!…スペツィアは公式戦6戦未勝利に

2023年2月20日(月)3時56分 サッカーキング

敵地でスペツィアを下したユヴェントス [写真]=Getty Images

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 セリエA第23節が19日に行われ、スペツィアとユヴェントスが対戦した。

 不正会計による勝ち点「15」はく奪処分を受けた9位ユヴェントス。第18節から第20節にかけてはリーグ戦で3試合勝利から遠ざかっていたものの、前々節はサレルニターナ、前節はフィオレンティーナに勝利し連勝を飾っている。リーグ戦3連勝を目指す今節は17位スペツィアのホームに乗り込んでの一戦となった。ユヴェントスはモイーズ・キーンとドゥシャン・ヴラホヴィッチが2トップを形成。そのほかアドリアン・ラビオやフィリップ・コスティッチらがスタメンに名を連ねている。

 序盤に主導権を握ったのはホームのスペツィア。素早い攻守の切り替えでセカンドボールを回収し、右サイドのダニエレ・ヴェルデや最前線のエルドル・ショムロドフを起点に細かいパス交換でチャンスをうかがっていく。ユヴェントスはなかなかボールを握れないものの、コンパクトで強固な守備ブロックを形成し、スペツィアに決定的なチャンスを与えない。

 ユヴェントスは17分、DFラインの背後に抜け出したヴラホヴィッチがGKとの1対1を制してゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点とはならず。24分にはゴール前の混戦のこぼれ球を拾ったマヌエル・ロカテッリがボックス手前から右足を振り抜いたが、シュートは相手DFにクリアされ枠を捉えることはできなかった。

 試合の均衡が破れたのは32分、敵陣内をドリブルで持ち上がったレアンドロ・パレデスが左サイドの深い位置へスルーパスを送り、走り込んだコスティッチがゴール前に鋭いクロスを供給。飛び込んだM・キーンがダイレクトで合わせ、ゴール右隅に流し込んだ。アウェイのユヴェントスが先制に成功する。ビハインドを負ったスペツィアは40分、ボックス内右からのクロスにショムロドフが頭で合わせたが、シュートはGKにキャッチされた。

 後半に入っても両チームがチャンスを作り合う展開に。48分、左からのクロスにゴール前でM・キーンが頭で合わせたが、シュートは惜しくも枠の外へ。対するスペツィアは52分にゴール前の混戦からショムロドフがシュートを放ったが、こちらは相手DFのブロックに阻まれた。その直後にはヴェルデがボックス手前から鋭いシュートを放ったが、GKマッティア・ペリンが鋭い反応で凌いだ。

 スペツィアが7割近くボールを保持する中で迎えた66分、またもスコアボードを動かしたのはユヴェントスだった。中央に絞ったダニーロがバイタルエリアへ鋭い縦パスを供給。これを受けた途中出場のアンヘル・ディ・マリアがボックス手前から得意の左足を振り抜くと、グラウンダーの強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さりネットを揺らした。ユヴェントスが貴重な追加点を手にする。

 2点のビハインドを負ったスペツィアはその後もボール保持率で上回り、際どいシーンを作っていく。何度かボックス内で決定的なシュートチャンスを迎えるが、守備陣の必死のディフェンスやGKぺリンのセーブに阻まれ、得点を奪うまでには至らない。一方のユヴェントスもディ・マリアやヴラホヴィッチらを起点に相手ゴール前に迫るシーンを作るが、こちらもフィニッシュの精度を欠き、3点目を奪うことはできない。

 試合はこのまま0−2で終了し、アウェイのユヴェントスがリーグ戦3連勝を飾った。対するスペツィアは公式戦6試合勝利なしとなっている。次節、スペツィアは26日にアウェイでウディネーゼと、ユヴェントスは28日にホームでトリノと対戦する。

【スコア】
スペツィア 0−2 ユヴェントス

【得点者】
0−1 32分 モイーズ・キーン(ユヴェントス)
0−2 66分 アンヘル・ディ・マリア(ユヴェントス)

サッカーキング

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