「やっぱり素材は一流」球界OBがドラ1捕手に大きな期待。比較対象で古田敦也氏の名も

2023年2月21日(火)19時32分 ココカラネクスト

 アマチュア時代から高い評価を受け、ドラフト1位指名された選手たちが一軍での活躍を目指して春季キャンプに挑んでいる。大卒や社会人などの即戦力が期待される選手の一方で、高卒ルーキーが1年目から活躍することは容易ではない。厳しい世界で、高卒1年目から期待される1人が大阪桐蔭から入団した、DeNA・松尾汐恩捕手(18)だ。肩の強さなどに定評のある新人捕手は、春季キャンプを一軍からスタートしている。

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 そんな松尾について、現役時代に横浜などで活躍し、引退後もアテネオリンピック日本代表や横浜でコーチを歴任してきた野球解説者の高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで語った。

 DeNAの捕手は、昨季チーム最多出場の嶺井博希捕手(31)が93試合出場(捕手で90試合)だったが、嶺井は国内FAでソフトバンクへ移籍し、捕手の枠がひとつ空いてる。正捕手争いに早くも食い込むであろうルーキーについて高木氏は、「期待値は大きいけど、まだ所作が子どもだな。頭脳は大人かもしれないけどね」と、厳しい評価。その理由については、春季キャンプのヤクルト戦で盗塁を仕掛けられた際に、取ってからすぐ投げずに、キャッチングを優先してしまった場面を挙げた。

「(チームから)今はキャッチングに専念しろと言われているのかは分からないけど。そういう場面って、取ってからすぐ投げなきゃいけない」

「そういうところはこれから学んでいくのかもしれないけど、完成度とすれば俺が思っているよりもちょっと低かった。キャッチャーは扇の要。所作がすごく大事なポジション。そこらへんも相川コーチに教えてもらうといい」

 松尾は実直で真面目な印象があると話した高木氏は、もっとロッテ・松川虎生捕手(19)のようなふてぶてしさが欲しいと、昨季高卒ルーキーながら大活躍を見せた松川を引き合いに、松尾の性格にも触れた。

 高木氏の中で圧倒的に強く印象に残っている新人捕手が、当時の古田敦也氏だという。ルーキーとは思えない実力から、今でも大きな衝撃が強く残っているようで、どうしてもその当時と比較してしまうと語る高木氏。

 とはいえ、松尾は高卒、古田氏は大学・社会人を経てからの入団という違いはある。その違いはもちろん承知しながらも、「あの(古田)くらいの雰囲気を醸し出してほしいなと期待してるよ。期待値が高かっただけに、低く見えたけど、やっぱり素材は一流。所作は年齢が作り上げていくものだから、まだしょうがない。でも俺は、そこまで含めて期待してたから」と、古田氏に匹敵するほどの大きな期待感を抱いていただけに、厳しめの評価をした部分があると明かした。

 それでも、期待通りの良さも見えたと高木氏は語る。

 21年に市立和歌山からドラフト1位で入団した小園健太投手(19)とバッテリーを組んだ試合で、ストライクが入らなくなった小園に、一球カーブを要求した場面だ。ストレートでコントロールがつかなくなった時に、カーブを投げさせることでフォームに『溜め』を取り戻させるというリードを見せた。高校1年秋に捕手にコンバートされ、まだ数年しか経験のないポジションで、これだけの知識とポテンシャルの高さがあることを考えれば、今後の成長にも大きな期待がもてる。

 動画内で最後に高木氏は、「自分で試合を支配していかなきゃいけないポジションだから、学ぶことは多くても頑張ってほしい」と、素材は一流と認め、最大級の期待をかける松尾にエールを送った。松尾は2月7日のシート打撃でマルチ安打をマークするなど、順調にアピールを重ね、1年目からの活躍を期待させる結果を残している。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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