侍ジャパン最年少の高橋宏斗、中日OBが懸念する「国際大会での影響」とは

2023年2月24日(金)18時37分 ココカラネクスト

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 3月に開催されるWBCで世界一を目指す侍ジャパン。大谷翔平(28)やダルビッシュ有(36)などメジャーリーガーも参戦する今回のチームは「史上最強」の呼び声が高い。そのメンバーに最年少として名を連ねたのが中日・高橋宏斗(20)だ。2020年ドラフト1位の高橋は高卒2年目の昨季は19試合に登板し6勝7敗、防御率2・47の成績を残し、大ブレイクを果たした。その活躍が栗山英樹監督からも評価され、侍ジャパンにも選出された。

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 中日OBで野球解説者の中村武志氏は、今月22日までに更新されたYouTubeチャンネル「野球いっかん!」の動画に出演し、高橋について言及した。

 中村氏は「シーズン考えると、本当は(WBC)に行ってほしくなかった」と自らの見解を語った。その理由については、「ピッチャーはボールですよね。WBC用のボールにハマれば問題ないですけど。もし違和感があったときに、少し投げ方を変えたり、自分のフォームが崩れたりして怪我にもつながることはある。WBCのボールが高橋投手にフィットするかが心配です」と、通常のペナントレースで使用されるボールとは違う、WBCの公式球に懸念点を示した。

 さらに、中村氏は「あとは若い選手なので、春季キャンプをクリアして年間戦える精神力や体力を作るんですけど、途中抜けちゃうと練習量が落ちるし、なおかつゲームで投げる機会も少ないです。ベテランと言われる選手はある程度そこらへんが調整できるんですけど、彼はまだ3年目なので、そこをちゃんとクリアしてシーズンに戻ってこられるのかというのは、ちょっと心配な部分ですね」と、調整面でもWBCの影響があることを指摘した。侍ジャパンでは「第2先発」や1イニングでのリリーフ起用も十分に考えられる。順調な調整を見せ、問題なくチームに戻ってくることができるだろうか。

 一方で、WBC出場による好影響もあるようで、「ただ国際大会はものすごい経験になるので、これは必ずプラスになります。誰でも味わえるわけではないし、練習でも補えないので」と、中村氏は世界を経験した高橋のさらなる飛躍にも期待していた。

 高橋宏斗はWBCでの活躍、さらには今シーズンの進化に期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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