阿部巨人 「丸センター構想」で浮上する"懸念" 奮起が期待される「選手の名前」

2025年2月26日(水)11時20分 ココカラネクスト

丸は昨年リードオフマンとして復活を果たした(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 リーグ連覇を目指す巨人は25日、1軍那覇キャンプを打ち上げた。

 オフには大型補強も話題を集めたチームがここからオープン戦を経て、3月28日の開幕戦までどのように「勝てるチーム」に仕上げていくかにも注目が高まっている。

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 一つ大きな動きとされたのは、新外国人のトレイ・キャベッジのポジション問題にもある。

 オープン戦でも豪快なヒットを放つなどいよいよベールを脱ぎ始めた左の長距離砲の起用をめぐっては当初ファーストを想定していたが、実戦で守備面の不安が露呈。キャンプ打ち上げとなった25日、阿部慎之助監督は右翼にキャベッジ、中堅にベテランの丸佳浩、左翼にエリエ・ヘルナンデス、一塁に昨季ゴールデン・グラブも受賞した岡本和真を配置する新布陣を明かした。

 一方、両外国人選手への外野守備の司令塔となる丸にしても、今年は4月に36歳となり、攻守にフル稼働となるとケアも必要となってくる。昨年リードオフマンとして復活、主砲の岡本和真に次ぐ14本塁打をマークと攻守で存在感を示したエイトマンの負担を減らすためにも若手の底上げ、奮起が求められている。

 高卒3年目シーズン、飛躍を期待される浅野翔吾は23日の広島とのオープン戦で4打数2安打と打撃ではアピールを果たしたが、1軍で初めての機会となった左翼守備では後方の打球に追いつけず、フェンス際の打球処理にもたつくシーンも。昨シーズンも外野守備で相手失点につながる場面もあり、浅野にとっては目指すレギュラー獲りには守備面の向上が欠かせないポイントともいわれている。

 同じくプロ3年目シーズンの萩尾匡也にとっても真価が問われる年となる。慶大時代には走攻守そろった選手として知られ、飛躍が期待される中、し烈な外野手争いでは1つでも2つでも強みをアピールすることが求められている。

 ほかにも昨季、オープン戦で打率4割フィニッシュも話題を集めた佐々木俊輔も、萩尾と同じく今回の入れ替えで2軍調整となった。

 ただ外野手争いにおいては実戦でアピールを続けている岡田悠希、DeNAとの練習試合で2打席連続弾と圧倒的な打力を示した秋広優人、攻撃的な走塁も光り強肩で知られるオコエ瑠偉、若林楽人らも控える。

 3月、メジャー2球団との試合含め、実戦は残り15試合となった。限られた試合の中でいかにアピールを果たせるか。し烈な外野手争い、開幕1軍、開幕スタメンをめぐっての戦いは今後も注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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