J1史上最年少デビューMF北原槙「素直に楽しかった」 中学3年で“光栄”な初出場も「満足せずに高いところを目指す」
2025年3月1日(土)17時29分 サッカーキング
J1最年少デビューのMF北原槙[写真]=J.LEAGUE via Getty Images
2009年7月7日生まれで現在中学3年生(来月から高校1年生)の北原は、2試合連続のベンチ入りを果たすと、83分から途中出場。「15歳7カ月22日」での出場となり、日本代表MF久保建英(現レアル・ソシエダ)が持つクラブ史上最年少出場記録を更新するだけでなく、元日本代表FW森本貴幸氏(当時東京ヴェルディ)が2004年3月のジュビロ磐田戦で打ち立てた「15歳10カ月6日」のJ1史上最年少出場記録も更新した。
デビュー戦を終えた北原は、「先輩の方々に『楽しんで来いよ』とか、『いつもの自分のプレーを出してこいよ』とか、そういう言葉をもらって、少し緊張もほぐれて、自分のプレーが全て出せたってわけでもなかったですけど、素直に楽しかったというのが一番の感想です」と初々しく振り返り、最年少記録については「自分としてあんまり意識していなかったですけど、先輩の方々だったり、友達に言われて、光栄なことだとは思っています。ただ、満足しちゃいけないと思ってますし、(これから)頑張りたいです」とコメントした。
北原が投入されたのは、FC東京が1点ビハインドで迎えた83分。苦しい試合展開だったこともあり、大きな見せ場は訪れず、チームもさらに1失点を喫して、0−2で敗れた。北原は「試合の流れを変えるっていう意味で、多分投入されたと思うんですけど、もう少し自分の特長を出せたかなっていうもありますし、結局自分が入って、もう1失点してしまったので、やっぱり足りなかったのかなと思います」と語り、「逆を取るプレーとか、そういうのは自分の特長なので、もっともっと出していきたいと思っていますし、チームとして負けてた状態だったので、得点を演出することができたら、もっと良かったかなと思います」と悔しさを滲ませながら、試合を振り返った。
日本サッカー界の歴史を塗り替えた北原。今後に向けて、「今日は少ししか出れなかったので、自分としてはもっと長い時間プレーしたいっていう気持ちもあるし、スタメンで出たいという気持ちもあるので、今日デビューはできましたけど、満足せず、高いところを目指していきたいと思います」と決意を新たにした。
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